>>838

小林のように陰謀論で訴えられることはないので言うが、あくまでも個人的推測ということは、断っておく。
2・26事件だが、統制派が皇道派を陸軍内で粛清する為に仕掛けたものと個人的に思っている。
北一輝は、社会主義者だ。陸軍統制派もその首魁の永田鉄山が、将来的国家総力戦に備える為にソ連型の
社会主義国家にしようと目論でいた。皇道派は、親欧米でソ連を仮想敵視としていた。
共産主義者と目されている池田純久監修で「国防の本義と、その強化の提唱」(陸軍パンフレット)が出た時に
皇道派将校の相沢中佐は、日本を政治、経済を国家が統制する社会を目指すとした内容に愕然として、
永田とその側近だった池田に面会し、そのことを質しているが、はぐらかされたそうだ。その直後に相沢中佐は、台湾転勤を命ぜられている。
その後に相沢中佐による永田斬殺事件が起きている。統制派は、マガキ甚三郎と皇道派を粛清する為に
辻政信を使い「士官学校事件」を起こし、北一輝を使い純真無垢な皇道派青年将校を騙して2・26事件を起こさせたのではないかと勝手に思っている。
統制派は、この後に陸軍を牛耳り、政治家を無視して大陸に関与していくことになる。近衛文麿は、統制派にとっては、
カモがネギを背負った首相だったことになる。