どんなにシンパシーを感じる政治家や言論人でも、共感できない部分がある。他人なんだから当然のこと。
普通なら「この人の意見には概ね賛成できるが、これについては反対」とか
「この人の言う事はサッパリ共感できないが、ここは分かる」等、対象と距離感をとる。

しかし小林が独特なのは、自分の読者に全肯定を求める。主張どころか人格まで、全ての称賛を求める。
それは、小林は嫌うが松本人志の笑いは好きだという個人の好みや、自らが作り手に回った橋下の番組に出るのは不利と言う支持者故の忠告すら受け入れない。
批判と中傷の区別がなく、全て自分への攻撃としか見なさない。その裏返しとして、支持者は自分の全てを肯定する者でなければ気が済まない。
ゴー宣読者が信者化するのは、小林がそれを求めているからだ。

ただ、信者の中でも大物であり、これまで何度となく小林が暴言を吐いて批判された時、
小林の意図を忖度した感想文を送っていたリボンの騎士を雑に扱ったのはマズかったな。
上下関係を叩き込んだつもりかもしれないが、正面から恥かかせた上にフォローもなし。
挙句は謝ったら死ぬ病に罹るなと、謝れと暗に求める文を書くとは、これまでの貢献を考えてあまりに酷い悪態ではないか。

読み誤ったものの、リボンの騎士だって小林の意図を忖度しようとしたのだから。