>>187

〇精神病の診断のあいまいさ

・18世紀に狂気を閉じ込め、治療するという概念が生まれたが、当初にフランスのフィリップ・ピネルが
提唱した精神病分類には、患者とされる者の家庭環境や突発的な行動のエピソードが描かれているだけ
である。
・現在の診断においても、妄想、幻覚、解体会話といった抽象的な表現やその期間にしか基準がなく、
細胞や器官や生体内分子に見られる生物学的な指標が無く検査も無い。従って精神科医の診断は口頭の
問診と独断に過ぎず、生物学的な根拠が無い。
・精神病症状に典型である不眠・思考や行動の鈍化・疲労・筋収縮能力の低下・学習能力や記憶力や
集中力の低下・過敏性・感情障害といった具体的な症状は、ここ30年から40年ほどの間に突然現れ、
増えてきた症状であり、ピネルの記述を含め、古い著述に同じ症状の記述は殆どまたは一切見られない。