>>361 この妙法比丘尼御返事、A-B-Cを種々御書と比較すれば、

A (妙法比丘尼御返事)
頚の座に引きすへられて候いき、

(種種御振舞御書)
該当箇所がないです…。

B (妙法比丘尼御返事)
使の頭へかかり候いしかば、
使おそれてきらず、

(種種御振舞御書)
江のしまの…月のごとくひかりたる物まりのやうにて
…かたへひかりわたる…夜のあけぐれ人の面も
みへざりしが、物のひかり月よのやうにて人人の面もみなみゆ、

太刀取目くらみたふれ臥し
兵共おぢ怖れけうさめて一町計りはせのき、
或は馬よりをりてかしこまり
或は馬の上にてうずくまれるもあり、
※日蓮絵本とは全然違うことが起きていたみたい…。

C (妙法比丘尼御返事)
使はしり下りて頚をきらず結句はゆるされぬ、

(種種御振舞御書)
六郎左衛門が代官右馬のじようと申す者
立ぶみもちてはしり来りひざまづいて申す、
※相模の庄屋宅の出来事と佐渡流罪の赦免の
記述が入れ替わっている。種々御書の佐渡ぶぶんは
『御赦免の状同三月八日に島につきぬ』とあるだけ…。