宗教団体が特定の政党を支援する例はよくあることですが、宗教団体が政党を作って丸抱(まるがか)えし、宗教団体の意向を
そのまま政治の世界に反映させている団体は創価学会以外にはありません。

しかも創価学会では、選挙運動が信心活動であるとして、会員をF活動(票取り)にかり立てています。しかし、選挙運動が
日蓮大聖人の仏法における信心活動であると考えるのは大きな間違いです。

本来、人間の生命を浄化(じょうか)し、幸福を説くべき宗教団体が、信者を強制的に世俗の権力を得るための選挙活動に
かり立てることは、決して正常な姿とはいえません。

創価学会は、「広宣流布には政治権力の確保が不可欠である」といって選挙を重視していますが、大聖人が御教示される
広宣流布は、政治権力をもって民衆を牛耳(ぎゅうじ)ることではなく、国民一人ひとりが正しい仏法を受持することによって
政治も正され、国家社会も繁栄するということなのです。

今や、公明党の支持母体である創価学会が邪教と化したのですから、学会員がいかに公明党のF取りに奔走(ほんそう)しても、
それは社会の平和や幸せにつながるものではありません。