特捜が動かないというか動けない理由だけど、契約書三通なんてのは小さな点に過ぎない可能性が高い。
森友問題はパンドラの箱で、籠池の指示役だった酒井弁護士が裁判で真相を述べたらどこに飛び火するか分からない。

籠池を証人喚問する前だったら逮捕もあったが、籠池が自民や政権の口利きを匂わせた後だから自民も捜査しないと不自然になる。
口利きを辿っていくと安倍昭恵事情聴取にたどり着く。
その延長で加計学園の疑惑が点と線で結ばれてしまうかもしれない。

籠池は証人喚問で関わってた政治家の実名、具体例を聞かれて言いよどんで、松井の名前を出してカモフラージュしていた。
籠池はその核心部分はまだ隠してる可能性が大きい。
特捜が動くと、籠池も全部隠さず明らかにする可能性がある。
だから検察に働きかけるなどの強硬手段を政権側は取れない。

これだけ深く複雑な問題なのに、公明党は政治家の関与は無かったとか、アホか?
そんな安直な答えを出せるものではないんだよ。
その疑念が晴れないから、特捜は動けずに慎重に進展を見ているのだろうが。

田原総一郎がテレビで「籠池の挙げた雑魚議員だけで8億の値引きはできない、裏にもっと大物がいる」と言っていた。
これが、ごく当前の見方だ。
創価学会員は騙せても国民は騙せない。

籠池にはこれからの人生がまだ残っているからな。
本当に名前の挙がってない大物議員への「俺はお前を売らなかったからお前も俺を助けろ」との籠池が頼る蜘蛛の糸の可能性も含まれる。