創価公明的にこの森友騒動で何が明らかになったかというと、それは安倍総理大臣ががその地位を利用して特定の私学に便宜を図ったかどうかとは別のところにある。

何が明らかになったかというと、創価公明の政治理念が連立という大切なスクラムを組む自民党に何の影響力もない、学会の誇る中道主義や人間主義が自民党に全く省みられていないどころか、自民は中道や人間主義を蔑む方向に進んでいるという点。

これは、外部から見れば学会の中道や人間主義なんて底の浅い絵に書いた餅で当然のこと。
しかし、広宣流布という大風呂敷を広げる学会にとっては致命的な露呈。
まぁ、会員は思慮の浅さゆえに思い至らないだろうけど。

自民党は連立相手を理解するために、創価公明の理念の勉強もしている。
でも自民党は、戦前の封建的体制復活を掲げる日本会議支持を変えない。
これは何を意味するかというと、これが世間の現実で、聖教紙面上に踊る中道主義や人間主義を賛美する識者の声なんていうのは、全て形ばかりの嘘っぱち。
原稿料が欲しいためのリップサービスでしかない。
本当に中道主義や人間主義が素晴らしいなら、とっくにお仲間の自民党が理解を示して協力していないとおかしいだろ。
池田と対談した100人以上の識者が学会をべた褒めしながら、一人たりとも学会に入会しないのと同じ理屈。