>>16
炭小屋に隠れている吉良とその家臣
家臣「世の中アベコベでござる。あれだけ上様に忠節を尽くした殿がお命を狙われ、乱心者の内匠頭の家臣どもが巷でもてはやされている」
吉良「それもこれも、時代と申すもの」
ガラッと戸が開き、思わず身動きした一同は、赤穂浪士に見つかってしまう
家臣は浪士に斬られ、吉良は槍で突かれた
ピィーと鳴る笛
間「でかしたぞ新六、一番槍か」
吉良「ここらでよいじゃろ、お城を見せてくれい」
家臣が苦しい息ながら、吉良の体を江戸城の方へ向ける
吉良「上様…おさらばでござりまする…」
本所松坂町には、本物の雪が舞っていた