製作委員会方式(せいさくいいんかいほうしき)とはアニメなどのテレビ番組や映画を製作する際の
さまざまなリスクを回避するための方式・手法のひとつであり、現在の主流の方法となっている。

アニメ・映画などのエンターテイメント作品の製作にあたっては多額の費用を必要とする。
作品がヒットすれば多額の利益がもたらされる一方、興行が不振に終わった場合には大きな負債や
関連商品の不良在庫を抱えるリスクが存在する。現実に、製作した映画が振るわなかったために
経営危機に立たされる他、作品制作部門の廃止(版権管理会社への移行)を余儀なくされたり、
倒産・吸収合併へと追い込まれたりする企業は少なくない。

また、経営危機と逆の場合もある。作品がヒットしたまではよいものの、テレビ放映権やビデオソフト
化権の値段が高騰する上、また、権利をめぐって同業他社との競合が発生することもあり、テレビ局や
ビデオソフト会社は作品の買い付けの際に難航することになる。
当方式はこれらのようなリスクを分散・回避するために考案された手法である。

-ウィキペディアより