Intel、同社プロセスノードをリネーム。TSMCへの対抗か

・Intel 10nm SuperFin
Tiger LakeやDG1などで使用されているプロセスノードで、名称はこれまで通り。

・Intel 7
10nm Enhanced Super Fin (10ESF)のリネーム。Alder LakeやSapphire Rapidsに使用されています。2021年後半登場予定。

・Intel 4
7nmのリネーム。20%のワットパフォーマンス向上が見込まれており、Meteor Lakeで使用されます。Meteor Lakeは2023年登場予定。

・Intel 3
7nm+のリネーム。Intel 4から18%のワットパフォーマンス向上が見込まれています。

・Intel 20A
5nmのリネーム。

・Intel 18A
上記スライドショーには含まれていませんが、2025年頃にはIntel 20Aを超えるIntel 18Aを実現することが見込まれています。

今回のリネームは、○nmという数字と、実際のサイズが異なっていることが背景にあるものと思われます。
例えば、TSMCの7nm (N7)は、名称こそ7nmなものの、実際に7nmが使われている部分はどこにもありません。同様に、Intelの10nmにも10nmが使われている部分はどこにもありません。
M1の配線ピッチは36nm

最も微細な部分はM1で、このM1というのは配線ピッチが36nmで、配線幅はその半分の18nmくらいとされています。そして、Intelの10nmとTSMCの7nmはほぼ同等と言われています