Q
失業率が下がり有効求人倍率も上昇しているのはアベノミクスの成果?
A
失業率低下も有効求人倍率上昇も民主党政権時代から続いている。
アベノミクスは関係ない。
有効求人倍率は2009年から上昇基調でペースも変わらない。
参照(厚生労働省ホームページ「一般職業紹介状況」)
完全失業率も2009年から改善基調でそのペースも変わらない。
参照(総務省統計局ホームページ「労働力調査」)
増えた雇用の内訳
          2012年    2016年     差(万人)
1 医療、福祉    677      778     101
2 卸売業、小売   940      976     36
3 宿泊業、     311      334     23
 飲食サービス業
4 情報通信業    181      200     19 
5 製造業      981      999     18

2位〜5位を合わせても、医療福祉の101万人には及ばない。
高齢化が進んでいる影響で、介護需要が急増している。
アベノミクスは一切関係ない。
結局アベノミクスで起きたのは「円安」だけ。
異次元金融緩和で円安を引き起こし、増税との合わせ技によって
物価を急上昇させ、消費を徹底的に冷え込ませた。
それがアベノミクス。


Q直近2年の正規社員が増えたのはアベノミクスの成果?

A労働契約法改正の影響。アベノミクスは関係ない。

         2014年   2016年   差(万人)

男性正社員数   2259    2278    19 

女性正社員数   1019    1078    59
(総務省統計局ホームページ「労働力調査」)

女性の方が男性より3倍の約60万人の増加。
増えた正社員の約75%が女性を占めている。
労働契約法改正で非正規社員を雇って5年を超えたら正社員にする決まりになった。
非正規社員の男女比率は2002年から2016年までのデータ
(総務省統計局労働力調査)で一貫して約70%が女性を占めている。
この女性が正規社員への転換が進んでいることが読み取れる。
労働契約法改正は2012年8月10日の民主党政権時代。
アベノミクスは関係ない。