■メインメモリとL3キャッシュ周りに生まれつき障害を抱えたRyzen先輩の冥福を祈るスレです。


グラフ35は,「Far Cry Primal」の結果をまとめたものだ。ここでは最もGPU負荷が高く,CPUがスコアに与える影響の小さい2560×1440ドットで,Ryzen 7 1800Xは競合製品に対して約94%というスコアを示した。
Ryzen 7 1800Xを搭載するゲームPCのグラフィックス設定に比較的近い状況では,前世代のCPUと比べ,競合とのスコア差を詰めることができている。
 ただし,描画負荷が低く,「マルチスレッドへの最適化がそれほど進んでいないCPUベンチマーク」的な色彩が濃くなる1920×1080ドット以下の条件だと,
Ryzen 7 1800Xは完全に置いていかれる。
最大4.1GHz動作という高いクロックを持ってしてこれなので,L3キャッシュおよびメインメモリ周りの遅延状況はやはり影響が大きいと言うほかない。
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 グラフ38の「Fallout 4」は,CPUのシングルスレッド性能とメモリ性能がスコアを左右するタイトルだ。それゆえに,DDR4-2667で接続するRyzen 7 1800Xには期待が持てそうなのだが,
結果はi7-7700Kにまったく歯が立たず。i7-6900Kと比べても86〜87%程度というスコアに終わった。ここもメモリ周りの弱点が露呈したとみるべきだろう。
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