「透明な心を白で汚したんだ」。アイドル論として「primal.」を解釈するには抜かせない一節である。
ここで気付かされることとは、アイドルに象徴される「正しさ」「清純」といった「白」のイメージを持つ言葉、概念が、決して本質的なものではなく、「透明」なものに上塗りされる「汚れ」にすぎないという事実である。
アイドルとして「白」に汚された彼女たちに書き込まれるのは「プーもユケもヤリマン」「ユフは男関係すごい」といった言葉だ。
それらの言葉は、根拠のない誹謗中傷であると同時に上塗りされた「白」の虚構性を露呈するものでもあるのではないだろうか。

すげえ納得した解釈だった