自宅マンションで交際女性絞殺、45歳男に懲役13年判決 京都地裁
2022年11月11日 19:04
 京都市上京区のマンションで昨年6月に女性が殺害された事件で、殺人の罪に問われた無職満生(まんしょう)優被告(45)の裁判員裁判の判決公判が11日、京都地裁であり、安永武央裁判長は懲役13年(求刑懲役17年)を言い渡した。

 判決によると、昨年6月3日午後3時〜4時40分ごろ、上京区の自宅マンションで交際相手の当時(48)=の首を両手で絞めて殺害した。

 安永裁判長は判決理由で、満生被告が過去の女性関係を鷹羽さんから責められたことに激高し、犯行に及んだと指摘。首を絞め続けていたことから「強固な殺意があった」と非難する一方、殴る蹴るの暴行を受けたことなどが引き金になったとし、「一定程度は(量刑に)有利に考慮すべき」とした。

 幻聴が聞こえるなどの症状があった点については「精神障害が犯行に及ぼした影響は限定的」と判断した。