クレーン事故、福井知事が油断指摘 関電社長は陳謝

2017年1月23日 17時34分

高浜原発2号機(福井県高浜町)でクレーンが転倒した事故を受け、関西電力の岩根茂樹社長は23日、福井県庁を訪れ、
「強風の影響があったと考えている。ご迷惑とご心配をお掛けした」と陳謝した。西川一誠知事は「自然現象に対応できないのは課題がある。油断と不注意があったのでは」と対応の甘さを指摘した。

岩根社長は、当時の強風対策について調査し、重機の保管や管理方法も検討していくとした。

2号機は運転開始から40年を超える原発で、クレーンは原子炉格納容器の上部をコンクリートで覆う工事の準備作業のために使われていた。
(共同)