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 佐賀市の佐賀大医学部付属病院(宮崎耕治院長)で昨年12月、薬事法で毒薬に指定されている筋弛緩(しかん)剤「エスラックス(50ミリグラム)」が無くなっていたことが20日、分かった。成人3人分の致死量に当たるという。筋弛緩剤は20日現在、見つかっていない。


 同大によると、2010年12月2日朝、女性研修医が手術用に薬品庫から筋弛緩剤2本を取り出し、伝票に記入。同日昼に手術で1本を使用し、空き瓶を薬剤管理の事務職員に返却した。


 翌日、職員が伝票と使用本数を照合したところ、未開封の1本が無いことに気づいた。同院は警察に連絡し、手術室内などを捜したが、見つからなかった。研修医の上司にあたる麻酔科医は使用本数の確認をしていなかったという。