団塊の世代は1947−49年生(年間出生数280万人)ですから、35歳で住宅購入した
場合1982−84年になります(耐震関係の建築基準変更は1981年)。日本の住宅
政策は、1970年以降賃貸主義から持ち家主義に移行したので中堅勤労者層を対象と
した公団住宅も賃貸から分譲に移行しています。結果、p.20のような齟齬が発生
しています。

また、かつてはサラリーマン憧れの2DKだった1964年建築の豊四季台団地などは、
日本の住宅事情の改善により現在は生活保護受給者が住むまでになっています。

その後の世代が、1991年ごろのバブルピークで住宅を取得しますが、この世代の
物件は10年強経過した2000年前半に資産価値が1/3まで低下し、住宅ローン破綻が
多く発生しています。35歳で住宅を購入したとすると、谷間の世代(年間出生数
160万人程度)であり現在の60歳前後です。

昭和30年代 公団住宅の現況
  http://danchi100k.com/genkyo/genkyo.html