今、第20回 医療経済実態調査(2015年11月4日公表)をまとめていたのですが。。。
2013年の日本医師会の切込みで、2014年度の調剤報酬改定で保険薬局の損益はかなり悪化しています。

無床一般診療所の平均損益の(個人+法人)加重平均=(2013,2014年)=(34,576、34,008千円)
無床一般診療所の最頻損益の(個人+法人)加重平均=(2013,2014年)=(25,610、24,965千円)
保険薬局の、、、平均損益の(個人+法人)加重平均=(2013,2014年)=(24,045、18,484千円)
保険薬局の、、、最頻損益の(個人+法人)加重平均=(2013,2014年)=(10,437、07,697千円)

法人損益は、法人損益+(院長・管理薬剤師の給与の平均値)
・・・最頻損益も給与は最頻がないので平均値で計算。

保険薬局の平均損益が最頻損益よりかなり高いのは、チェーン店の大病院門前なのでしょうね。
もう少し、データを長期間とって、周辺データも検討する必要があります。

2014年度のデータで最頻値770万円の保健薬局のオーナーがすき焼きを食べて、最頻値2,500万円の
無床一般診療所のオーナーはおかゆを食べているのが日本の国民皆保険なんですね。


「行きすぎた医薬分業、押し戻す」中川日医副会長 2015年6月28日 (日)配信
  https://www.m3.com/news/iryoishin/335019

>日医副会長の中川俊男氏は、「医薬分業へのインセンティブを付けすぎ」
>「調剤報酬への過度な財源配分を見直し、行きすぎた医薬分業を押し戻す」
>などと問題視、調剤報酬にも不合理な点があるとして、2016年度診療報酬改定に向け、
>調剤報酬の議論に加わり、強い意見を述べていくとした。