驚愕。社会医療法人理事長が医療ミスの被害者を提訴ー寝屋川生野病院カテーテル死亡事件

 「不当なマスコミ公開で法人の名誉を著しく傷つけられた。」として社会医療法人弘道会理事長 生野弘道氏が
鈴木博さん=当時(69)の遺族らに約3300万円の損害賠償などを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
 生野理事長は「本来は話し合いで解決できる問題でマスコミを巻き込む必要がなく、
そのため当法人の社会的評価は著しく低下した。当法人は被害者だ。」としている。
 遺族らは「大切な家族の命を奪われた上にお金まで請求するのか。考えられない。」と反論。
 鈴木博さん=当時(69)は大阪府の社会医療法人弘道会 寝屋川生野病院で平成29年11月、
カテーテル治療を受けた際にカテーテルを誘導するためのワイヤーを抜き忘れる医療ミスがあり、転院先の病院で死亡した。
 医療法人弘道会は「提訴は生野理事長個人が起こしたもので何も言えないが、非常に驚いている。」コメント。
      (2019年6月5日 毎日新聞)