勤務していた病院から医療用麻薬を持ち出し、所持していたとして、神奈川県警は16日、横浜旭中央総合病院(横浜市旭区)に医師として勤務していた30代の男=横浜市都筑区=を麻薬及び向精神薬取締法違反容疑(所持)で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
 捜査関係者によると、男は10月中旬ごろ、病院内から医療用麻薬を持ち出し、所持した疑いがある。医療用麻薬はがん治療に伴う痛みをやわらげる目的などで使われ、一部の医者しか入れない施錠された場所で管理されていたという。
 男は外科医として勤務していたが、10月中旬ごろ、病院に対して「手術を終えて廃棄する麻薬を盗んで、病院内で使用した」などと説明し、退職していたという。(照屋健)

朝日新聞 2016年11月16日18時39分
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