千葉大医学部生らが女性に集団で乱暴した事件で、集団強姦罪に問われた医学部5年の吉元将也被告(23)=千葉市中央区=の第3回公判が13日、千葉地裁(吉村典晃裁判長)であった。

 証人尋問には同罪に問われた山田兼輔(23)、準強制わいせつ罪に問われた藤坂悠司(30)の両被告=いずれも公判中=が出廷した。

 山田被告は犯行時の状況について、「吉元被告が被害者に顔を近づけキスしていた。気分が高揚し僕もしてしまった。2人で行為がエスカレートした」などと証言した。

 起訴状などによると、吉元、山田両被告は昨年9月20日深夜、共謀して千葉市の飲食店の女子トイレ内で、飲酒で酩酊(めいてい)し抵抗できない状態の県内に住む20代女性を乱暴したとしている。