激務でありながら、大学や法人での社会的地位、報酬で恵まれない貧乏くじです。
ヘタしたら過労死します。
内科系、外科系何れでも必ず何かの臓器や疾患に仕事の範囲を絞った専門医になりましょう。
決して「何でもほどほどに出来る医者」にはならぬことです。
但し、繁盛しているクリニックを継承出来る立場の方は除きます。
開業医には何でもほどほどに出来ることが必要です。

もう一点、40代、50代になった時のことを考えて専門を選びましょう。
手術、手技(心カテなど)は目、肩、腰、膝などが辛くなって来ます。
特に目が大問題です。
かつてはそのような場合には新規開業する先生が多かったのですが、その選択肢は今や過当競争、貸し渋りにより現実性を失いつつありますから、勤務医のままでも能力低下なく長く続けられる専門を選ぶべきです。
これまた、継承可能なクリニックがあれば問題にはなりません。

この世界、開業医の子女は有利であり、それ以外は圧倒的に不利です。
世間のために我が身を捧げたいなどという妄言が口をつくのは学生時代だけです。
今、私に反感を感じているあなたは未熟です。