しかし、3.の通り、教養にも乏しく、人生の多様さを知らない薬剤師にはそのような背景に思いを馳せることはできない。
  筆者自身も高校生のときはそうであった。しかし大学で読書をしたことで、人の人生の裏側について考慮することが可能となった。
  また、薬剤師が薄っぺらい人間であることの理由としては、彼または彼女らが自身の努力で勝ち取ったものがないことがあげられる。
  病院薬剤師は底辺私立大学、たとえば、帝京(平成)、日大、城西、第一薬科などの出身であることが多い。これらの大学は偏差値で見ても
  誰でも入れる大学である。ただ学費は非常に高いので生まれた家に金がないと入学できない。また、薬剤師国家試験は8割も合格する
  楽勝試験である。つまり底辺私大薬学部は学費の高い職業訓練校であるといえる。
  要するに何の努力もせずに親のお金だけで資格が取れたにすぎない。底辺大卒でも弁護士や会計士などは、大学入学後の努力を認められるからこそ
  「先生」と呼ばれるのである。また、これらの仕事は非常に責任が重く失敗すれば資格を剥奪されたりクライアントから多額の損害賠償請求をされる本物のプロである。
  医療では、失敗はすべて医者の責任とされる。だからこそ、医者は「先生」と呼ばれる。こんなことすら分からずに知性も教養も乏しく、親におんぶにだっこで
  資格を取得できたにも関わらず狭い薬剤科の中で「先生」と同業者のみで呼び合っている。
  そのような薬剤師が、働きながら夢を追いかける非正規社員を「親の収入に頼る」などと表現するのは非常に片腹痛い光景である。
  そもそも、雇用形態に文句があれば、契約で正社員のみを現場に配属させるようにするべきである。しかし、契約の締結は医療職ではなく事務職の仕事である。
  業務委託であるにもかかわらず契約外の業務や雑用を押し付けるくらい、法律知識が乏しい輩が法的な内容を含む契約に対して文句をいえるのであろうか?
  また、収益と利益の違いも分からないくせに、毎年数千万の損失を出し、それを国民の血税で補填しているようなダメ病院で、たった2万円前後のあったかもしれない機会損失
  (実際はなかった)に声を荒げているような輩が経営に対して口を挟む資格があるのだろうか?