3年間の付き合いになる親友が実は二郎に通っていることを最近知った。
なんでも週2回は通っているらしいのだが、たまたま俺とは行く曜日がずれていて遭遇していなかった。
お互いに二郎ファンであることを知ってテンションが上がり、そのままの勢いで二郎へ。
並んでる間はコールの内容やら、どこの二郎が美味いだのと二郎トークに花を咲かせていた。
そして我々の番になり、店内に入ったときから自然と会話はなくなり、これから来る二郎へ気持ちを集中させていた。
お互いに大豚の券を購入。まずは親友のコールから。「ヤサイマシマシニンニクマシアブラカラメ」
こいつなかなか・・・と思いつつ、俺の番だ。「ヤサイマシマシニンニクチョモランマ」
ほぼ同時に出される二郎。
心の中では親友がどれほどのロティストかを見極めるつもりでいた。

俺が箸をつけようとした瞬間、猛然とかっ込む親友。その速さは音速天使の異名を持つ俺に匹敵、
いや正直に言えば俺の全力でも勝てないレベルだった。
「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!」
負けてなるものかといつにない速度でかっ込む俺。そして、それに釣られる隣人達。
場は完全に友人が支配していた。そしてほぼ誰もが同時に丼を上げ、席を立った。
そのタイムは・・・過去最高だった。

親友は俺なんかじゃ敵わない名ロティスト、まさに日本有数のロットマイスターだった。
帰りにその話をしたら、「ロティストだのロットマイスターだのってなんだよwwww初めて聞いたわwwwww意味わからん」と返された。
真の天才、いや、真の二郎キチガイが親友であることを誇りに思いつつ帰りに吐いた