【「中国」の実力 】
●「粗鋼生産量「25年連続世界一」を達成 《2020年は、世界の56%を生産》」 (「AFP BB NEWS:2021年3月26日 17:00」)

<出典> https://www.afpbb.com/articles/-/3338537

「中国国家統計局によると、同国の2020年の国内粗鋼生産量は前年比5.2ポイント増の『10億5000万トン』となり、『25年連続で世界一となった』。」

「世界鉄鋼協会がまとめた『2020年の世界粗鋼生産量は18億6400万トン』だったため、中国が占める割合は『56%』に達した。
『2位のインドは9960万トン』、『3位の日本は8320万トン』で、いずれも『中国の10分の1以下だった』。」


「かつてドイツの政治家「ビスマルク」は「鉄は国家なり」という名言を残した。
大砲や鉄道などに欠かせない鉄が国力の源と考えられた時代では、『鉄鋼の生産量はその国の国際社会における影響力』を意味していた。」

「中国では、「文化大革命」後、粗鋼生産拡大が軌道に乗り、1986年に5000万トン、『1996年に1億トンを突破し、日本を超えて世界一位となった』。」


「しかし、中国の鉄鋼産業の原材料の海外依存度が高く、2020年には中国の鉄鉱石輸入量が過去最高を記録した。
今後、国際市場における『鉄鉱石の価額の変化が中国の鉄鋼生産量に大きな影響を与える』可能性もある。」