損保ジャパンと日本興亜は14年には合併すると新聞報道されてい
るが内部の人間としては無理があるとわかっている。システムが統
合できないというのが致命傷である。仮に、複数のシステムを並行
稼働させても、いいですか、今の自社のシステム差へ完全に使いこ
なせる社員はいないということを念頭に置くべきである。ましてや
商品の一本化などとんでもないことなのは自明の理である。
NKでは役員会でこれを大声でいう人はいないようだ。以前興亜と合
併した時の失敗を忘れたのだろうか?銀行でもシステム問題で顧客
に迷惑をかけた例はいくらでもある。さらに言えば今、事務所の同
居を目指しているがそれぞれの面子を立てようと躍起になっている
のが現状である。これらで失われるコストは収支残率を収保の5%
と仮定すれば正味収入保険料はNKが東海にとられたMYLの何倍もの
収保を補わねばならない。実際にそんなことは少なくとも国内では
無理である。となればコスト削減とりわけ人件費、つまり数千人の
首切りで対応するほかはない。これが経営陣の考えることだろう
か?御用組合とのやり取りではかっこいい言葉でごまかしているけ
れどね。確かに世界に伍して戦うためには規模の拡大は必要と思う
が準備未完ではまた顧客からのクレームの嵐となるは必定である。
現場で経験したものしかわからない大きなロスが発生する。自らの
保身や権力に走るだけが社長の仕事ではないはず。