101 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 2bc5-5H6j)[] 投稿日:2021/04/03(土) 13:18:04.90 ID:9Xx1kjA90 [1/2]
日々の仕事をこなす中、ハゲはラーメンに対する熱意が枯れてる自分にやるせなさを覚える
その頃、ニューウェーブ系と呼ばれる新時代のラーメンブームが巻き起こっており、
その核心の中心的リーダーと周囲の押し付けによりハゲはそのリーダーと対決をする事になる

ニューウェーブ系の店を巡りトレンドを調べていく中、
懐古的になっていたハゲは初めて店を持った時の心地を思い出していく
「もうあの頃には戻れない」
「なんだかんだ言っても俺の薄口醤油ラーメンは時代に負けたんだ」
「勝てるだろうか。時代の寵児に」

しかし、勝負の舞台に立った時、ふとある事に気づく

「そもそも俺は失敗をしながら今日まで走ってきたんじゃないか」
「俺からラーメンを奪ったらどうなる? 何が残る? 何も残らない」
「元々俺はラーメンバカ。失敗したとして、勝負に負けたとして、そこが変わったりするものか」

ラーメンに持つ興味や情熱こそが大事なのであり、社長やカリスマと言った肩書は自分の本質でない
そう悟ったハゲは見事、ニューウェーブのリーダーに勝利する
そうしてハゲが周囲から祝福を受ける中、ニューウェーブ系のリーダーは語る
「僕がラーメン屋を志したきっかけは、芹沢さんの薄口醤油ラーメンを食べてからでした。あんな美味いものが世の中で認められないなんておかしい。ずっとそう思って、今日までやってきたんですよ」

勝負の後、ハゲ達は部下の汐見(一応主人公ポジ)に任せていた店でささやかな祝賀会を行うが
ハゲは汐見に「先日俺が勝負していたテーマでラーメンを作ってみろ」とぶつける
汐見が出してきたラーメンにハゲは得心し、「会社の社長はお前に任せる」そう宣言する
勝負を通し、無用な肩書きや立場が自分からラーメンへの情熱を
いつのまにか遠ざけていた事に気付いたハゲはその立場を捨てる決心をし
一人で全国のラーメンの発見を探す旅に出たのであった……