>>25
翠星石の頭は石をぶつけられた衝撃でヒビが入っている。
デュードは石を退け、髪を引っ張り、正面を向かせる。
「おい!なに寝てんだ!起きろ!」
顔面に思いっきりパンチを食らわせるが、翠星石は気を失ったままだ。
「起きろよコラァ!」
地面に叩きつけ、釘バットを顔面に突き刺す。
「っぶぇ!」
ようやく目を開く翠星石。顔はもうボロボロだ。
「寝てんじゃねえ!目を覚ませ!」
翠星石が目を覚ましたということに気づかないデュードは彼女の上に乗っかり、顔面を殴り続けた。
「痛い痛い!起きてるですぅ!だからやめるですぅ!」
だがデュードは止めない。
「うるせえ!ボケが!クソ喰らえ!」
そしてデュードが翠星石の鼻に思いっきりパンチを喰らわせた時だった。
翠星石の鼻からバキっという音がした。
「うぎゃああああ!鼻がぁああ!折れたですぅ!痛いですぅ!」
人形なので骨があるわけではない。ヒビが入ってるだけである。
「そんなヒビの入った顔、美しくないぜ!」
もう一発鼻をパンチした。すると翠星石の鼻は砕けてしまった。
吹っ飛んだ翠星石は鼻の辺りを触るが、触ってるという感覚がない。
「鼻が・・・翠星石の鼻がぁ!ないですぅ!」