> ≪働く能力のないため所得のない者、働く能力が減退したため低所得である者、
> 疾病のためその収入に比して支出が過重である者などに、国家的に確立した
> 再分配機構を通じて所得を付与することは、自由経済の当然には知らざるとこ
> ろである。
>
>  したがつて、社会保障を充実させるか否かは、基本的には、国民の間に、
> 社会連帯の思想が、生存権尊重の理念が、どの程度に強く浸透しているかに
> かかつているといわなければならない。
>
>  人間は、働く義務をもつとともに、市民として生きる権利をもつという思想が、
> 国民の間に徹底し、稼得能力のない者を貧困のままに、疾病にあえぐ者を
> そのままに放置しておくことのできない精神が、社会的に組織化され、国家的に
> 確立されるところにこそ、社会保障を成立させる基盤がある。(昭和35年度版
> 『厚生白書』第一部総論第一章序説より)≫
https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/kousei/1960/

麻生太郎にはいくら説明しても理解できないだろうが
日本の国民皆保険制度は上記のように明確に「生存権」に律している
その上で貧困対策から立ち上げられたものであることもわかる

麻生太郎は理解することはないだろうが
生存権とはあたりまえに不摂生な者と誰かの主観によって決め付けられてしまった人にも発生する、
主権者たる国民が国家に求める権利である