11 名無しステーション 2018/10/31(水) 09:49:43.44 hxTPaAd1a
山田忠雄‥新明解国語辞典の編集主幹。独特の語釈で知られる。
例えばこの辞書の「恋愛」の項にはこう書かれている。
「特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、
出来るなら合体したいという気持を持ちながら、
それが、常にはかなえられないで、
ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態」

見坊豪紀(けんぼうひでとし)‥三省堂国語辞典の編集主幹。
新語を積極的に辞書に取り入れることで知られる。
その時どきに現れる新語を収集し言葉のくずかごというコラムに毎月連載していた。
もともとこの二人は同じ辞書を編集していたが、
仲違いしてそれぞれが独自に国語辞典を作るようになった。
その辺の事情は「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 」(文藝春秋)という本に詳しい。
まだ見てないのに言うが、このドラマもたぶんこの本からネタをパクってるんじゃないか。

ちなみに言う、上記二つの国語辞典はわしは嫌いだ。
おかしな語釈もすぐ消えていく新語も要らんから。
わしが一番気に入っている国語辞典は大冊の日国を除けば、新潮国語辞典だ。
古語も現代語も一冊にまとめてあって語形・語意の時代による変遷がよく分かる。
語釈も概ね妥当だ。間違いだらけの広辞苑なんかよりずっと良い。

12 名無しステーション 2018/10/31(水) 09:59:37.68 hxTPaAd1a
補足
新明解国語辞典については「新解さんの謎」という本が有名だが、
あれはこっちが知っている事ばっかりでつまらんし、内容が不正確だ。
もっと言うとちゃらんぽらんで正確を期そうという気が全くない。
柴田武・武藤康史「明解物語」のほうが断然面白いし、正確だ。