肉屋の上の、あの部屋で

ピンク野武士は屈辱に打ち震えながら、自らパンツを脱いで四つん這いの尻を高く上げて見せたのか?
あの夏の昼下がり、剛直が激しく突き立てられる度に、ピンク野武士の絶叫と懇願は肉と肉とが激しくぶつかり合う音に掻き消されてゐつたのか?
男達の靴音が遠くなるのを聴きながら、ぽっかり空いた尻穴から滲み出る白濁もそのままに、ピンク野武士はぐったりと床に這い蹲り嗚咽したのか?
泣き噦りながら床にばら撒かれたセアハウスの家賃30,000円を拾い集めた時、テーブルの上の麦茶のグラスの氷がカランとなったのか?