竹中平蔵前総務相=自民党比例代表=の議員辞職が28日、参院本会議で許可された。
これにより女子プロレスラーの神取忍氏が10月上旬にも繰り上げ当選する。トレードマーク
の金髪での登院が予想されるが、同党の井脇ノブ子衆院議員はスポニチの取材に「子供たち
の模範とならなくては」と金髪での登院を避けるよう注文を付けた。自身もピンクのパンツスーツ
で知られる“ビジュアル系”として「待った」をかけた格好だ。

 井脇氏は、神取氏が初登院までに「金髪は黒く染め直して来るでしょう」と期待を込めて予測。
「国政を担う者として、子供たちのお手本とならなくてはいけない」と言葉に力を込め、金髪では 来ないよう注文も付けた。
国際開洋学園(静岡県菊川市)理事長で、教育問題や青少年問題に取り組んできた井脇氏 だけに、後輩への“みだしなみ”にも苦言を呈した。

自身のスーツの色については「ピンクじゃありません。桜色です」とこだわるなど、今や自民党 きってのビジュアル系。
ピンク&ゴールドの“共闘”も期待されたが、神取氏には頭髪ではなく 「政治家としてのカラー」に期待している。

 「スポーツの世界で、血のにじむような努力をして上り詰めた人。体力と根性は折り紙つき」と 一定の評価もしている。
自身も水泳選手として国体出場経験があることから、スポーツウーマン 同士の共感があるという。「リングの上と同様、政治の舞台でもすばらしい政策を打ち出して多く
の人を感動させ、愛されてほしい」とエールも送った。
スポニチ[ 2006年09月29日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/09/29/02.html