ある日、そんな小生の人生を大きく変えた事件が起こった。
小生の母校と対立している不良グループのボスが決闘を挑んだのだ。
相手は小生と優るとも劣らぬ体躯と喧嘩根性の持ち主だが、卑劣にも小生の舎弟を人質に取り、小生に対して決闘を要求した。
「廃工場で決着をつけよう。決闘に来なければ舎弟の命は無い」
奴等の漢道に反する卑劣極まりない挑戦状が小生の怒りの導火線に火をつけ、決闘場へと足を運ばせた。

(中略)

「ああッ!嬉しいッ!リキさンの粋な計らい、最高ッス!」
小生は初めて味わった身が震える程の感動に、思わず声をあげた。
「硬派野郎気取りが男女郎丸出しじゃねぇか。そろそろ誕生祝いを受け取ってくれや」
「嬉しいッ!ア、アーッ!」
小生はリキさんたちのサプライズに絶えきれず、漆黒の夜空の元で輝く真珠の滴が溢れ出した。

それ以来、小生とリキさんは杯を交わし同胞として日々を過ごしている。
こうして筆を取り、思い出に馳せていると自然と笑みがこぼれ、マラは膨張する。
リキさん…
誕生日を楽しみにしていて下さい…