<語り手>夜の風をきり馬で駆け行くのは誰だ?それは大介と子供
大介は子供を腕にかかえしっかりと抱いて温めている

子供:お父さん、何を恐れて顔を隠す?

大介:ぼうやには親父ビルダーが見えないの?王冠とシッポをもった親父ビルダーが

子供:お父さん、あれはただの霧だよ

親父ビルダー:可愛い大介、私と一緒においで楽しく遊ぼう
俺が欲しかったら たっぷりくれてやるよいつでも俺だって お前のケツが恋しい

大介:ぼうや、ぼうや! 親父ビルダーのささやきが聞こえないの?

子供:落ち着くんだお父さん 枯葉が風で揺れているだけだよ
親父ビルダー:素敵な大介よ、私と一緒においで
お前を忘れようとわけもなくいろんな奴とやったけどやっぱお前が一番だった

大介:ぼうや、ぼうや! あれが見えないの?
暗がりにいる 親父ビルダーがわけもなくやったいろんな奴が!

子供:お父さん、確かに見えるよ あれは灰色の古い柳だ

親父ビルダー:お前が大好きだ。
子供も出来て幸せそうに見えるけど 俺のことも忘れてないんだろ
お前のケツお前のチンポお前の毛深カラダそして可愛い笑顔
全部 俺のものだ今でもいつまでも

大介:ぼうや、ぼうや! 親父ビルダーがぼうやをつかんでくるよ!
親父ビルダーがぼうやを苦しめる!
<語り手>大介は恐ろしくなり 馬を急がせた
苦しむ息子を腕に抱いて疲労困憊で辿り着いた時には腕の中の息子は息絶えていた