孤独のグルメのガイドライン 23クマシマシ [無断転載禁止]©2ch.net
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255 水先案名無い人[sage] 2014/05/11(日) 06:37:26.86 ID:u38AkAwH0
五郎と滝山は、獣道らしい道を山の奥へと歩いていった。
すると、偶然にも、整地されている開けた平地にでることができた。
五郎「おいっ!滝山……身をかがめろ……あれ、キャンパーじゃないか?」
広場の奥には、テントと、そのそばにたき火を見ることができた。
そしてキャンプをしている人は一人、しかも若い女性らしいことまでが分かった。
そのキャンパー以外にはまったく誰もいない。
いわゆる、ロンリーキャンパー、孤独を楽しむキャンパーである。
極度の空腹を抱えた五郎には、考えがあった……。
1:女性キャンパーに食料を分けてもらう。
2:女性キャンパーを襲撃し、女の所持品の食料のみならず、女の肉まで喰らう。
前スレ
孤独のグルメのガイドライン 22クマシマシ
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/gline/1371977134/ ホテルヘルス&デリバリーヘルスとして大阪の日本橋に降臨!!!
完全無修正の激かわ美女在籍
神戸・福原 和歌山エリアトップクラスの人気を誇る
興味のある方は、「日本橋ビギナーズ」で検索♪ 孤独のグルメ→S→S 「第十二試合」
『赤コーナー!フトシ!試合未経験と言えど、やはりそこはチャンピオン井之頭五郎の血筋!
ヤングライオンの戦いぶりをとくと拝見しましょう!』
フトシは戸惑っていた。この会場では皆が叔父の話ばかりしている。まるで映画スターのような扱いである。
しかし昔から母はあまり叔父の話をしたがらず、自分も叔父の事はほとんど知らない。
そんな自分と周囲の熱気とのギャップにより、叔父がどんどん遠い存在になっていく気がした。
控室のモニターで見た試合はどれも凄まじく、対人試合未経験の自分にあんな事ができるか自信が無い。
それなのに皆が自分に視線を送り、自分もリングに上がっている。もはや自分が自分であるかどうかも分からない。
おそらくこれは夢──。叔父の事も試合の事もすべて夢なのだろうと小声で呟いていた。
『青コーナー!サンクスのバイト!都会で人知れず技を磨き続けた狼がここに現れました!
そういった意味では両者ともに似た境遇です。今日は思い切り、全力で拳を振るってもらいましょう!』
サンクスは複数の格闘技で段位を持っている。しかし今の世の中、強くても食ってはいけない。
強さではなく、経営が得意な者の流派が大きくなるのだ。そして世間では大きい流派のトップこそが強いとされる。
そういった商売に背を向けた者は、武術では収入を得られず、かといって正業にも就けない。
世間の隙間で使うあての無い技を高めていく、あまりにも不毛な人生を歩むだけである。
しかし、その自分に光が当たった。サンクスの全身の細胞1つ1つが燃え上がった。研鑽の日々が報われたのだ。
サンクス「俺は戦いたかった…!心の底から戦いたかった…!このリングに、お前に全てをぶつける!」
天を指さしてサンクスが吠えた。力がみなぎり、充実した表情である。
フトシも自分の頬を両手で叩いて気合を入れる。両者がリング中央で相まみえた。
フトシが中段突きをサンクスに放つ。しかしサンクスは避けもせずに腹筋でそれを受けた。
フトシ「!!…効いていない!?」
サンクス「良い順突きだ!だが、体を鍛える意味を理解していないようだなっ!!」
今度はサンクスの2連突きがフトシの胸を叩く。フトシが下がった。
サンクス「体を鍛えて筋肉を付けるのは攻撃のためではない。筋肉は体を守る鎧なのだ!
攻撃だけするなら、筋肉はさほど必要無い!」 フトシもサンクスの胸に突きを入れたがサンクスは下がらない。フトシは襟を掴まれ払い腰で投げられた。
さらに倒れたフトシへ蹴りを放つ。フトシはその足を掴むとアキレス腱を力いっぱい握りしめた。
これにはサンクスも苦痛に顔をしかめ、足を引き抜く。
なんとか立ち上がったフトシをサンクスの前蹴りが襲った。これはなんとか防いだが上段蹴りが入った。
2、3歩よろけたフトシの顔に右の突きも決まる。だが今度はサンクスが異変を感じ取った。
サンクス「(最初の蹴りでスタンディングダウンのはずだ…今の突きも完璧…なぜ倒れない?)」
フトシの平拳がサンクスの水月を捉えた。打たれた場所を押さえ、サンクスがついに後ろへ下がった。
感じたのは痛みではない。焼け炭を押し付けられたような熱さである。
次にフトシが放った突きが胸板を打った。サンクスも胸筋に全力を込めて堪えようとしたが、衝撃に押されて下がった。
サンクス「鋭いッ…点で刺さる…そうか、俺の言葉をヒントにしたか…」
フトシにも先ほどのダメージが重く残っている。その朦朧とした意識の中、最短最速で出した技が偶然正解だったのだ。
サンクス「(だったら、投げてからの固め技っ!!)」
再びフトシの襟を取る。しかし今度はフトシがヒジでサンクスの顎をカチ上げ、自分の襟を掴む腕をねじって引き倒す。
顔に飛んだフトシの裏拳が耳をかすめる。まるで当たった部分が切り落とされたかのように感覚が無くなり、熱さだけが残った。
間髪を入れず、胸の真ん中に拳が落ちた。今度は熱さが無い。
サンクス「重い…冷…たい…」
サンクスの体が痺れ、時が遅くなっていく。視界がゆがみ、地面が割れ、その暗い穴に落ちていく。
『まさにガチンコ対決!男が全てをぶつけ合うバトルでした!興奮が収まりません!
そしてフトシ選手の見せた見事な心臓打ち!やはりチャンピオンのスタイルを思わせます!』
フトシは深く一礼した。サンクスの肉体と技に心から感動した。
そしてその2つを、労働と云う無駄な負担を抱えながら作り上げた鉄の意志にも敬服したのだ。
武術だけに全力を尽くせる自分の環境のありがたさも骨身にしみた。その感謝の礼でもあった。
肉体は凶器でありながら心は自然体。まさに井之頭の血が目覚めようとしていた。
〜続く〜 SSがぶっこみイクラ丼のように溢れている・・・
こんなにスレが盛り上がるのは何年ぶりだ やべえ!
もう何年も読んでないからウチヤマ(旧姓)フトシなのかと思ってたわ。 コンビニバイトって五郎の親戚説あったよな
ここのスレ番一桁の時代だから誰も知らないだろうけど 孤独のグル←メ←S←S 「第十二試合」
『赤コーナー!ヤマさん!土方一筋三十余年!日頃の仕事で体を鍛え、山谷で磨いた喧嘩術!
俺に特別な修行は必要無い、日常そのものが修行だからだと言い切る男ですっ!』
いつも通り帽子を目深にかぶってヤマさんが花道を行く。
服装もいつも通り、しいて言えば愛読の競馬新聞を尻ポケットに入れていない程度の違いである。
入場時のコメントは強がりではない。同世代はおろか、むしろ二十代三十代の土方よりも優れた体と動きだと云う自負がある。
ヤマさん「ヤスさん…チャンピオンベルトっちゅうのを、ひとつ部屋に飾るべえよ…」
男はふと上を眺め、リングを囲む照明に目を細めていた。
『青コーナー!ノドの悪いババア!本人が多くを語らない謎の流派出身!
一体どのようなファイトスタイルなのでしょうか?それもまもなく分かるでしょう』
ノド「…たくし…ノドが…」
ハンカチで口を抑え、眉を八の字にしながらノド悪ババアが進む。
咳払いをし、首をおさえ、何度も小声で同じ言葉を繰り返している。
ノド「あたくし、ノドが…いん…です…」
リング中央で向かい合ってもそれは変わらない。まるで目に入ってすらいない様子である。
ヤマさん「アンタぁ、ここはもうリングだよ?」
ノド「…くし、ノド…」
ヤマさん「一応…注意はしたでなあ」
振りかぶったヤマさんの右ストレートが走る。フェイント無しの全力勝負だ。
ヤマさん「(ケンカは最初のこの一発…細かい事は…余計)」
両手を交差させノド悪ババアがその拳を受け止め、逆に距離を詰めた。
吐いた息が相手の顔にかかるほどの近距離、ヤマさんも一瞬固まる。しかしそこでノド悪ババアはモゴモゴと口を動かした。 ノド「あたくし、ノドが、…ん…です」
ヤマさん「アンタ、俺を…コケにする気かな?」
ヤマさんが腕を再び振りかぶり、その握った拳の小指側をノドに叩きつけた。
ヤマさん「さっきからノドがどうしたってぇ?これで少しは良くなったべえ」
次の瞬間、ノド悪ババアの表情が一変した。眼・眉・小鼻・頬・唇が吊りあがり、ほぼ白目をむいた。
ノド「あああああたくしいいいい!!!ノドがあああ!悪いんですううう!!!!!」
会場の端まで届いた叫びと同時に左右の掌底が突き出され、ヤマさんのアゴと金的がそれぞれ強打された。
ノド「あたくし!ノドが!悪いんです!」
続いて鼻、アゴ、水月に掌底がめり込む。
ノド「あたくしっ!!ノドがっ!!悪いんですっ!!」
右ヒジでこめかみを打ち、回転して左ヒジで胸、そのまま左肩の当て身で倒した。
ノド「ノドが!ノドが!ノドが!ノドが!あたくし!ノドが!悪いんです!ノドが!悪いんです!」
決着がついてもなお倒れたヤマさんの頭をストンピングし続けていた。
『手負いの獣ほど恐ろしいと言いますが、まさにその通りの展開でした!嵐のようなラッシュを見せてくれました!
それにしても彼女、本当にノドが悪いんでしょうか!?』
ノド「…くし…ドが…悪いんです…」
いつの間にか表情がすっかり元に戻ったノド悪ババアは、再びブツブツと呟きながら帰って行った。
〜続く〜 序文で
のオーラで試合の勝者を予想するのが俺の流儀だが
5、6、7試合以外は的中してるわ。
キートンたちって本編には出演してないよなあ? 孤独のグル:メ:S:S 「第十四試合」
『赤コーナー!アルジェリア店主!西側世界を揺るがす大問題のまさに台風の目ッ!!
国を敵にして戦い続けるパリの移民が登場だあ!!』
ア「(不本意ながら俺は嘘をついて生きてきた…昔は反独裁の戦士とか言われたが、それは違う…
俺はただ単に巨大な相手と戦いたいだけなんだ。その証拠に、気付けば今じゃ亡命先のフランス政府とも戦っている…
俺の真の姿を知ったら、皆が俺から離れていくだろう…それを恐れた俺は、自由の戦士とやらの偽りの姿を演じ続けた…
でも闘争を求める俺の血は抑えられないんだ…法に邪魔されず満足するまで戦いたかった!こうして戦いたかった!)」
血走った目で舌舐めずりをしながらアルジェリア店主が歩く。身長2メートルほどの巨漢だ。
その傷だらけの体には銃弾の痕も複数刻まれ、常人とは一線を画した世界の人間だと分かる。
『青コーナー!ロクちゃん!裏社会を渡り歩いて幾年月!こちらもいまだ血と殺しに飽き足らない獣ですっ!』
笑っているような、企んでいるような、掴みどころのない上目遣いの表情で中年男が現れる。
しかし明らかに目が危険信号を発している。次の瞬間攻撃するために観察している目なのだ。
その目がゆっくりと足元からアルジェリア店主を見上げる。身長差は30センチほど。視線が合うと同時に両者が動いた。
アルジェリア店主の手刀が鎖骨に振り下ろされる。これをロクちゃんが左の前腕でブロックしそのまま手首を掴む。
ロクちゃんの抜き手が水月に突き出される。その手首をアルジェリア店主が左手で掴む。
こうして互いが互いの片手を握ったまま睨み合うこと数十秒、ロクちゃんが先に動いた。
アルジェリア店主に鋭く歩み寄って腰投げを打つ。
しかしアルジェリア店主がロクちゃんの左腕を離さなかったために投げが不完全になり、アルジェリア店主が上になる形で2人が倒れた。
すぐさま怒涛のパウンドがロクちゃんの頭部を襲う。しばらく両手でガードしていたロクちゃんが体をひねり、ガードする腕を左手一本にする。
するとアルジェリア店主が不意に体を浮かせ、凄まじい表情でロクちゃんの上から飛びのいた。 ア「お前っ!ケツにっ!指っ!」
ロ「そこ鍛えられる奴はおらへん」
ア「お前みたいなの何年ぶりかな…今はフランスのお巡りも歯ごたえが無くて」
ロ「お巡りなんてあんなモン人殺しとちゃう…あんなんはただピストル持っとるだけの小僧」
ア「不思議だよ。あんたは敵、でもあんたの話聞くと嬉しくなってくる。こういう男がちゃんといた…って!」
ロクちゃんが膝への下段蹴りをかわし、蹴りの足首を掴んだまま残った足を刈る。アルジェリア店主が倒れた。
足を持ったままのロクちゃんが肛門を蹴る。一撃で決まった。
口から舌を出し失神したアルジェリア店主の股間をロクちゃんが中指で弾き、ニヤリと笑う。
ロ「思った通り、こっちには鉄板入れとったなあ…ここ蹴らんで正解や」
『相手の急所を迷いなく攻撃っ!危険な獣の危険なファイト!戦っている方よりも見ている方が汗だくになる試合でした!
あれを見て、思わず尻をおさえてしまった方も多いのではないでしょうか!?』
ロ「(思い出した…アイツこの前爆弾の材料売った奴や…殺さんで良かったわ。商売が続かんとこやった)」
退場中の彼の苦笑いの意味を知る者はいない。ただその笑いから背筋に寒さを感じるだけであった。
〜続く〜 ロクさん相手だったら勝てないまでも殺られることはなかったろうな。
大事な固定客だろうし。 どうだろう?
本編読むとロクさんは本心からエテコのことを下品で
自分の店には相応しくない客だと思ってそう。
合法的に葬れる機会としか考えないんじゃなかろうか?
エテコ「ワ…ワシ、ロクちゃんのハートわからんなった…ガック。」
ロク「ハートはかわらんで(お前のこと昔から大嫌いやったわw)。」 昔のBMWのフロント周りが嫌いだったけど
ドラマで見た五郎の5シリーズがかっこよく見えてBMWをチェックしてみたら
いつの間にか俺好みの顔つきになってた3シリーズを買ってしまった…
オンボロの軽自動車でディーラーに乗り付けて新車お買い上げ!
そういうのもあるのか!
うわあ、(貯金残高が)なんだか凄いことになっちゃったぞ 孤独のグ↑ル↑メ↑S↑S 「第十五試合」
『赤コーナー!焼きそば屋店主!酒と戦いを愛する戦士が登場っ!』
焼きそば「(酒が好き?少し違うな。人は酒を飲むと喧嘩を始める。俺はその喧嘩が好きなだけ…だから店で酒を出す。
米を食って喧嘩する奴はいないから米は出さない。簡単な理屈…)」
両方の拳を打ち合わせて初老の男がリングに立つ。客席を見渡しながら徐々にその顔が厳しさを増していった。
焼きそば「(喧嘩自慢がバカやって生きてきたが、派手な舞台でバカもやり納め、ってとこだ。もうトシだ…
なら、最後にでかいバカをやるとするか。)」
『青コーナー!焼肉ウエイター!なんとチャンピオンのオーダーを無視するという掟破りな男!
都会に潜む狼が牙をむく時が来ました!』
目をキラキラと輝かせたウエイターも同じようにリングから客席を見渡す。
ウエイター「(拳1つで人はここまで来れる…拳を信じて良かった。そして拳以外何も信じなくて良かった…!)」
鍛錬による成長が早く、自分の力の伸びを実感できる年齢である。戦いが楽しくて仕方がないのだろう。
その顔から、体中から、喜びが噴き出ていた。
ウエイターの左フックと右ローキックの対角線ワンツーから戦いが始まった。
焼きそば屋店主も右の連打で応戦するが、ウエイターは左右に頭を振ってそのパンチに空を切らせる。
ウエイターのジャブが出鼻でアゴに入り、舌打ちして止まった焼きそば屋店主の腹に横蹴りが決まる。
焼きそば「手早いな。効いた…」
ウエイター「倒れないでくれ…このくらいで倒れないでくれ…俺はもっと使いたい技があるんだから…」
焼きそば屋が気付いた。今向かい合っているこの男は狂人だと。
腹への蹴り、当然焼きそば屋は両腕を腹の前で組みガードに移る。
しかし、その蹴りの軌道が途中で変わり、焼きそば屋の顔面を足が直撃し鼻血が噴き出す。
ウエイター「今の!良いだろ…?」
笑顔と共に焼きそば屋の体を掴み、大外刈りで倒す。さらに奥襟を両手で取って首を締めあげた。
ウエイター「ギブアップですね」
焼きそば「…」
血だらけの口からは細い呼吸と共にうめき声が漏れている。 ウエイター「ギブアップですね」
狙い通りの組み立てから狙い通りの誘導。自分の脳と体が完全にリンクする快感にウエイターが震えた。
焼きそば屋店主の口元に耳を寄せ、その最後の言葉を聞き取ろうとする。
焼きそば「ウチは…ギブアップ…やってないんだ…!!」
ウエイターは顔を近づけ過ぎていた。両耳を手ではたかれ、苦悶の表情で体をのけぞらせる。
あらわになったノドを抜き手が打った。今度は体をかがませてウエイターが激しく咳きこむ。
その顔面に焼きそば屋店主全力のアッパーが叩き込まれた。頭が跳ね上がり、ガラ空きの胴に前蹴りがめり込む。
ウエイターは受け身を取らずに仰向けに倒れた。
焼きそば「お前も、なかなか、倒れないじゃねえか。ここまで、思いっきり、ぶっ叩けて、スカっとしたぜ」
血の流れる口で荒い息をしながら焼きそば屋店主が笑う。そう、狂人の相手もまた狂人だったのだ。
『滑らかな格闘技と荒々しい喧嘩術、実に対照的なバトル!キャリアの差で勝負がつきましたっ!』
焼きそば「大丈夫、お前は若いし次がある…だが俺は、ここがラストだからな…譲れねえんだ」
〜続く〜 ノドが悪いババアは気功弾系かと思ってたぜ
フルコンだったとは エテコが「エテコでんがな。」した時、かって無いほど
侮蔑と憤怒の眼を向けた五郎だけど、
アームロックを仕掛けなかたのは
敵地大阪で日和った? ロクちゃんの殺気を感じたんだろう
負けはしないだろうけど危険な勝負になるのは目に見えてる ロクちゃん「あいつ…、(エテコを見る)あの眼……。」 孤独のグ;ル;メ;S;S 「第十六試合」
『1回戦も最終試合となりました!赤コーナー、てんや店長!
日夜の激務で鍛え上げた肉体で頂点を目指しますっ!』
男は30代半ばであろうか、営業で身に付けた笑顔を絶やさずに入場する。
リングに上がっても足の屈伸と腕のストレッチを軽めに行い、緊張は皆無であった。
戦いへの慣れぶりから、踏んだ場数も相当なものを感じさせた。
『お待たせー致しましたー!青コーナー、チャンピオン!井之頭五郎のー!入場だあー!』
司会の絶叫と同時に会場が真っ暗になり、花道の両脇から花火が打ち上がる。チャンピオンは別格の待遇である。
スポットライトに追われ、首の後ろを掻きながら五郎が歩く。
五郎「(恥ずかしいんだよなあ、こういうの…俺も好きで殺してるわけじゃないんだけど…)」
偉ぶらず、飾らない五郎の様子に客席から笑いも起きる。
そんな五郎がリングに立った途端、てんや店長の笑顔が消えた。その変化を当然五郎も見抜いた。
五郎「(ただ集中したとか、ギアを切り替えたとかじゃない。もっと深い、凶暴な何かだ…目が違う…
あの目…また厄介なことになったかもなあ…)」
やや引いた構えを取った五郎の腕をてんや店長の右の二枚蹴りが鋭く叩き、五郎の右突きを今度は左足で打ち落とした。
その蹴りの速さに会場がどよめく。続く左のハイキックはギリギリで五郎がかわした。
五郎「(フェイント無しなのに読みにくい。むしろ動いてくれた方が分かりやすいか…)」
足技の間合いを嫌って五郎が一気に前に出る。するとてんや店長も前に出た。
五郎「(引かない!?蹴りを使わない気か!)」
てんや店長は首への一本拳を避けつつ、体のひねった勢いのまま拳で五郎の腹を狙う。
その拳をヒジでブロックした五郎が同時に襟を掴み、てんや店長を強く引きよせて顔に頭突きを放つ。
頭を引いた五郎の耳元でてんや店長が口を開いた。
てんや「井之頭五郎…俺達を…覚えているだろう…」
五郎「俺"達"だと?」
てんや「そうだ。俺達だ…貴様には俺達の命の代償を払ってもらう…」
妙な気配を察した五郎は素早く離れようとしたが、逆にてんや店長が五郎の襟を取っていた。
仕方なく五郎も再度てんや店長の襟を掴み直す。
てんや「12年前、中東アジアでお前から武器を買った…バジーブ一族を代表して…ここに来た…
お前は約束を守らなかった…武器は届かず、一族はほぼ殺された…」 五郎「あれか。俺はちゃんと品物を送ったよ。だがあんたらが反米勢力に加入したからね。
運送屋がCIAの子分で、届かなかったってのが話の真相だ。恨むなら運送屋を恨みなよ。」
てんや「ああ…その運送屋の方は本人と親と兄弟と子供と女房と、女房の親と兄弟とその女房と子供に生きたままガソリンかけて焼いてやったよ…
それが済んでお前の番になった…当然お前にも責任は取ってもらう」
五郎「キチガイってのは手に負えないねもう」
襟を持った手で五郎が寸勁を打つ。だがてんや店長は唇を噛みしめて踏ん張り、顔面めがけヒジ打ちを繰り出した。
反射的に五郎がその腕を抱え、ガッチリと極める。
てんや「やはり取ったか…アームロック…破れたりいいぃぃぃぃ!!!!」
叫びながら五郎の股を足で跳ねあげる。自分の関節が外れるのも構わず投げ、倒れた五郎にカカトで蹴りを何度も浴びせる。
蹴りの雨をくぐって五郎が上体をやっと起こし、寝たままてんや店長の足首を蹴って反撃する。
五郎「その腕じゃ、寝技は無理だな。寝技が無いならこの猪木・アリ体勢は俺が有利。」
てんや店長が険しい目で見下ろす。蹴りが止まった。一瞬で五郎が跳ね起きる。
五郎「さっきの内股も一本じゃないが、有効くらいだ…しかしよく俺を研究してる。アームロックを逆手にとって投げるとはね。
まあ確かに、折れるのを気にしなきゃアームロックは大した技じゃない。だろ?」
五郎が脱臼で腫れあがったその腕を蹴る。てんや店長は目を見開き、脂汗を噴き出しながらも叫び声だけは出さない。
てんや店長は体をかがめ、無事な方の腕で喉輪を狙い突っ込む。五郎もショルダータックルで迎え打つ。
双方の体がぶつかると同時に五郎が下から腕を回してんや店長の首を抱え、DDTで地面に叩きつけた。
さらにホールドを解かず、頭でブリッジした体勢のまま強烈に首を締め上げる。
てんや「俺が死んでも…!残った者が…!貴様を…狙い続けるっ…!お前は…必ず我が一族に殺されるのだっ…!!」
五郎「残念だなあ、さっきまでのあんたは強かったのに。もう勝負を捨てて負け惜しみか。もうあんたはいらない。じゃあな負け犬。」
喉仏の側からてんや店長の頸骨が折れた。五郎が手を離した際にグルリと首が回って上を向いたために
あたかも立ち上がる五郎を死後も睨みつけているようであった。
『この挑戦者、間違いなくツワモノでした!しかしその挑戦者を前に見せた戦いの引き出しの多さ!
これこそが井之頭五郎!チャンピオンの強さなのです!この戦う百科事典にはどれだけのページがあるのでしょうか!』
強いからこそ狙われ、狙われることでまた強くなる。井之頭五郎が井之頭五郎として生きる限り、この繰り返しである。
〜続く〜 てんや店長、てんや店長……
困ったなあ、てんや店長がどこで出てきたか思い出せないぞ。 行こうとしてたどこかの店が潰れて、そのテナントに入ってたのがてんや
ゴローは警戒して入らなかった 勝 負 決まり手
第1試合 ○シャボテン ×煙草文句(★) 気功弾
第2試合 ○井之頭四郎 ×アームロック 突き
第3試合 ○バンビ ×ブラジリア店主 一本背負い
第4試合 ○滝山 ×猫 不戦勝
第5試合 ○キートン ×秋葉原右 首絞め
第6試合 ○クリタ ×ジェット小僧 正拳突き
第7試合 ○クリチコ ×松むら店主 右ストレート
第8試合 ○呉 ×ムラサキサギ(★)気功弾
第9試合 ○部長(★) ×CD版五郎 反則
第10試合 . ○シャーリー ×エテコ(★) 首踏み
第11試合 . ○ウーチャマ ×秋葉原左(★) 膝蹴り
第12試合 . ○フトシ ×バイト 心臓打ち
第13試合 . ○ノド悪ババア ×ヤマさん 掌打
第14試合 . ○ロクちゃん ×アルジェリア 肛門蹴り
第15試合 . ○焼きそば ×ウエイター アッパー
第16試合 . ○五郎 ×てんや(★) 首締め
★:死亡 なぜこんなに滝山が愛されるのか…
2コマくらいしか出てこないぞ うん、よくぞ(ry
滝山は五郎を指南し、彼を凌駕するほどのグルメであるにもかかわらず
脇役に徹している健気さが好感に繋がっているのだ。 そもそも名ありで直接五郎に絡んだキャラって滝山くらいだし
小雪は回想、フトシは遠景だし 出番が長いとカリスマが落ちる
それこそゴローがいい例 >>226
盗んだものだからタダ
欲しければ欲望のままに手に入れる男 滝山ァ!乗りたいかあ!?
ハハッ、
欲しけりゃお前もデカイの分捕りな! ピーキーすぎる!そういうのもあるのか
今の時代市販のバイクでもリッターSSなら200馬力オーバーがあるのかぁ…
いいんだけどさぁ… 50ccなのに本格アメリカン……そういうのもあるのか クルーザー(アメリカン)タイプかあ…いいんだけどさあ… ゴローが訪れた店は必ず数年後には潰れてる訳だけど、肝心のゴローが無自覚なのはどうしてなんだ?
ゴローの犯行じゃないのか? 滝山「"さん"を付けろペコちゃん野郎ォォー!!!」 「ハートは変わらんで。五万円」←このセリフの意味が今でもわからん。 滝「滝ィ!」
滝屋「滝屋ァ!」
滝山「滝山ァ!」
滝・滝屋・滝山『滝山ァ!』 五郎ディズニーランド編とか思い切った再開でヨロシク すいません、このヒ素煮込みうどんというのをください >>242
ゴローもこれを機にBMWの7シリーズに乗り換えれば良いのだ
>>243
ヒ素カレー!そういうのもあるのか! なんで自営のくせにセダン転がしてんの?
手ぶらでできるコンサルでもなきゃ基本ワゴンでしょ 滝山「ケケ…動くんじゃねぇぞ…五郎…テメェは勇気がある奴だよなァ…勇気がある奴は決して避けねえぜ…そうだよなァ…?」 >>245
見映えとか大事な商売だからしゃーない。とくに営業の時とか。
納品は運送屋使うか納品用の車両があるんだろな。
とマジレス 特にゴローの扱う商品的にそれなりの身だしなみや
持ち物にも気を使わないといけないだろうからね
車で客先に出向いたり接待なんかで取引先の人を乗せたりする時に
プロボックスやバンでは流石に格好がつかんでしょう おまえらがゴローに頼みたい品物ってなんかある?
俺は日本酒好きなんで盃や徳利に使える洒落たものを探して欲しいわ。
でも高くて買えないやろな(;´∀`) コニャック用のグラスはちょっと欲しいけど
リーデルのソムリエなんて恐れ多くてヴィノムで精一杯の俺には
到底手が出せない代物を提示されそう… 予算を先に出せば良い
安くても見栄えのする地元でしか知らないブランドを探してくれる
なんてったって アモンの像やら探してくるくらいだから それくらい出来なきゃ今の時代、個人でやってけないよな ゴローは英語とフランス語くらいはペラペラなんやろな 文字見てもわからなくて会話もできなかったはずだが?
英語とフランス語はペラペラ
ドラマ版ではシーズンいちで
外人のねーちゃんと会話してる そのくせ、非リアな雰囲気に親しみを感じるのはなぜなんだぜ 滝山「どうした五郎!もっと、本気で打ち込んでこんかッ!」 五郎が滝山が身につけていた、彼には大きすぎるシャツを割れた瓶の破片で切り裂くと、滝山のズタズタになった右腕が露わになった。おそらくアイスピックによって施されたのであろう無数の穴は、滝山が安易に口を割らなかった事を物語っていた。
五郎は眉ひとつ動かさずに遺体の胸ポケットに手を伸ばしたが、中身を一瞥するとすぐに放り投げてしまった。タバコは血と雨で湿気りきっていた。 ですからごめんなさい、集団ストーカーに監視されているんですよ >>254
原作だとフランス語はカタコトっぽかったぞ
それでも御構い無しでパリ市内を動いてたみたいだが >>260で五郎に発破かけて>>261で殺されてる流れほんとすこ >>261
そういうなり五郎は真正面から滝山の顔面に噛み付いた
いや噛みついたのでは無い
鼻を根元から食いちぎったのだ
声にならない甲高い悲鳴をあげ、滝山が床をのたうち回る
コリコリくっちゃくっちゃと軟骨を楽しみながら、ゴクリと滝山の鼻だった肉塊を飲み込んだ
審判はピクリとも動かない、、、
反則の噛みつき行為ではなく、食事行為と世界に認められた瞬間である >>268
小泉さんにアームロックしてる画像はねーのか? ですからごめんなさい、「腹もペコちゃん」じゃなくて、正確には「腹もぺしゃんこ」なんですよ。 腹がぺしゃんこになった滝山の周りには、彼の消化管だった大腸や小腸が
黄色い皮下脂肪とともに飛び散っていた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています