その答えは実にシンプルだった。それはつまり、
音楽が人の心を豊かにするからなんだと僕は思う。
僕たちの住むこの世界には、いろんなものが溢れているよね。
でも、それを手に取ってじっくり眺めたり触ったりできるのは一部の限られた人だけだし、ましてやそれを自分のものにしたり
誰かに分け与えるなんてことはなかなかできないと思うんだ。

だけど音楽は違う。誰でも簡単に楽器を使って音楽を奏でることができるし、
しかもそれが他の人に伝わるという素晴らしさがある。
そして何より、自分で奏でた音色が自分の耳を通じて
聞こえてくるのはとても心地よいものだ。
そう考えると、音楽は人間の心に深く入り込み
今では無くてはならない文化となっている