19世紀にプロテスタント教会から批判を受け、現在は廃止されたが、その名称は残っている。
――『大聖書』より 【解説】エクソシズムという言葉の語源について:エクソシズムという言葉は、「神の言葉によって
悪しき霊や罪ある魂を神の許しのもとに追い返す行為」という意味です。この言葉はラテン語のエクスソーマ(exsoma)に由来します。
このラテン語はもともと「霊的交わり」を意味しました。しかし後に「霊的な癒し」「救済」という意味をもつようになり、
さらにそれが転じて悪魔祓いの秘儀を表すようになったのです。

また、エクソシズムという術語が使われるようになった背景には、
中世においてカトリック教会の権威が著しく失墜したという事実も関係しています。
中世には異端審問官による魔女狩りが横行したために、多くの女性が無実の罪を着せられて火刑に処されました。
このような迫害を受けた女性の中には、自ら命を絶つ者もいましたが、中には改宗して救われた人もいます。
このようにカトリックの教義に反する邪悪な行いをした女性たちのことを、当時の人々は「悪魔の花嫁」(devilbride)と呼んで蔑みました。