朝鮮日報新聞はあまり好きじゃないけど、峯岸みいちゃんの記事だったから貼る
https://mirror.asahi.com/article/14336200

鼻が低い、歯並びが悪い、目が出てる、下膨れ――。自分の嫌いな箇所をあげたらキリがない。神に愛されて生まれてきたみたいに欠点のない整った顔のメンバーと並ぶ時、私は憂鬱で思いっきり顔をあげられなかった。

「あの子みたいな顔に生まれていればなぁ……」。
何度も何度も思った。祈った。人気が出ないことも全部顔のせいにした。

追い討ちをかけるようなネットの誹謗中傷。「ブス」ってシンプルなものから「顔さえよければな」って、微妙に捻ったものまで、私に届くと思わずに並べられた無責任な言葉にも自ら特攻して自爆する毎日だった。

「努力しなくちゃ」。歯列矯正、エステ…顔にかけたお金は計り知れない
“私は人より劣っているから努力をしなくちゃいけないんだ”
そう思ってからは色んなことに手を出した。歯列矯正。自分に似合うカラコン。顔の脂肪を減らすエステやら注射やら。こう見えて、顔にかけたお金は計り知れない。

少女漫画のヒロインみたいに少し奥に配置された目や、鼻筋の通った横顔、短い人中は手に入れることを諦めちゃったけど、私は少しずつ少しずつ自分の顔を受け入れられるようになった。

今振り返ると、私に自信をくれたきっかけはお金で買えるものばかりではなかった。
子供ながらに淡い恋心を寄せていた人からの深い意味はない「横顔好きだよ」だったし、嘘を言わない友達の「裸眼の方が好きかも」だった。応援してくれる人からの「みぃちゃんの顔になりたい」には素直になれなかったけど密かに救われていたし、相変わらず辞めることができないエゴサで見つけた「綺麗になったね」に勇気をもらっている。