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> 874 (=ФДФ=)「 2019/06/15(土) 13:48:38.53 ID:gmjZ8oil0
> 左甚五郎にゃんのニャン、眠り猫もニャン、名人芸にゃニャン。
> 僕はてっきりニャン、仲間が寝てると思ってニャン、
> 通り掛りにニャン、猫パンチをしたことがあるニャン。

人間の文化財になんちゅうことをと思うけど、動物にとっては知ったことではないか。
動物と人間の世界認識は違うからな。日高先生の飼猫の話とも一致する。
以下〈括弧〉内、日高敏隆『動物と人間の世界認識』ちくま学芸文庫 P22〜P24、より。

〈あるとき妻のキキが、鎌倉か横浜で、非常にうまくできた陶器のネコの置物を買ってきた。
イギリス製ということであったが、青みがかった灰色をしていて、大きさは、ちょうど実際の
ネコぐらい。座ったネコがじっと、ゆったりとした顔つきでこちらを見ている。
そういうネコの置物であった。あるとき、このネコの置物をテーブルの上に置いておいた。
しばらくしてぼくは、その時に家にいた大きなオスネコが、何かしきりに唸っていることに
気がついた。行ってみると、そのオスネコはこの陶器のネコの置物に向かって、身構えて、
攻撃しようとしているのである。オスネコは、背を丸めるようにして、歯をむき出して
唸っている。しかし、陶器のネコはもちろん何の反応もしない。攻撃しようとするオスネコを
ただじっと見ているだけである。オスネコはだんだん怖くなってきたらしい。背中がますます
丸くなり、耳が後ろにふせられて、非常な恐怖心をもっているときの姿になってきた。
唸り声もますますすごくなる。しかし、陶器のネコはまったく動じない。これだけの威嚇に
怖がらないということは、ものすごく強いネコだとオスネコは感じたのであろう。
ますます恐怖に満ちた姿勢になり、唸り声だけはますます激しくなる。
とうとうそのオスネコは、勇を鼓して、右手をあげ、爪を立てて、
陶器のネコをひっかこうとした。とたんにそのオスネコの爪は陶器のネコをたたき、
カチンという音がした。そのときのオスネコの本当にびっくりした顔がじつにおかしかった。
それ以来、そのオスネコは陶器のネコをなんとも思わなくなった。〉

カワイソス(´・ω・)