キングコング西野公論 403
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吉本興業を退社した今の気持ち
2021/01/31 7:00
・これが真実です。
（お知らせ省略）
まぁ、そんなこんなで本題です。
もうねぇ、ええと、とにかく(笑)、今日皆さんが気になっているのは、
「なんか西野、吉本興業辞めちゃったらしいけど、どうなの？」
っていうところだと思うんで、事実と今の気持ちを、正直にお話ししたいと思います。
たぶんね？ 「事務所退社」って聞くと、多くの方がネガティブなイメージを抱くと思うんですね。
まぁ実際にですね、過去にネガティブな退社もあっただろうし、そう思う人がいても、まぁ仕方がない。
加えて、こういう時って、まぁネットニュースがですね、憶測で記事をね、
さも事実かのように書くじゃないですか。
例えば今回の場合で言うと、う〜ん、「西野が事務所にブチギレて辞めた」とか、あるいはですね、
「事務所が西野にクビを宣告したー！」みたいな、まぁ憶測記事が出回ると思うんですね。
まずお伝えしておきたいのは、え〜、ここはウソ偽りなくですね、僕と吉本興業の間で、
そういった揉め事っていうのは一切ございません。
で、「毎週キングコング」とかをご覧いただいてる方は、定期的に出てくるのでご存知だと思いますが、
もちろんね？ 事務所とかマネージャーとか事務所にブチギレること、僕ときどきありますよ。
まぁそりゃそうですよ。お客さんからね、時間とお金を預かっているんで、もちろんフザケた仕事をしたら、
僕は怒ります。 （>>241続き）
でー、今回良くなかったなーとホントに反省してるのはですね、このタイミングで、
マネージャーとのLINEをSNSに出しちゃったこと。
で、それで言うとまぁぶっちゃけ(苦笑)、これまでも出していたんですけども、
逆に僕もスタッフに出されたりするんですけども、LINEを。
このタイミングでそういう事をやっちゃうとですね、そこを切り取られて、
それが直接の原因だと思ってしまう人が出てくるし、炎上させたいニュースメディアからすると、
「いい素材を頂戴しました」となるわけだから、まぁ道徳的にもタイミング的にも出すべきではなかったなーと思っております。
まぁこれに関しては、「なんか変な感じになっちゃってゴメンねー」とマネージャーに謝って、
別に本当に関係悪くなってないんで、今度普通に、飲みに行く約束をしております。
で！ 退社のキッカケってそんなんじゃないんですよ(笑)。
そんな、そんなしょうもないキッカケで退社するわけないんですよ。
僕がマネージャーに怒る事なんて、これまでも何百回もあったし、その都度ね、
キングコングのYouTubeチャンネルの方で、まぁイジらせていただいていたので、そんなこっちゃないんすよ。
じゃあ退社の理由は何なのかってことになってくるんですけども、あのー、ある時から僕の仕事って、
ご存知の方もいらっしゃると思うんですけども、いわゆるタレントさんのお仕事とはちょっと違っていて、
例えばー……まぁ海外に学校作ったり、絵本を作ったり、それこそ今回のような映画を作ったりするのが、
えーと、メインになってきたんですね。
今、キングコング西野って、メディアに露出することが活動の軸にないんですね。
そもそもそんな才能もありませんし。
で、多くの仕事をですね、吉本興業ではなくて、自分の会社でハンドリングしていて、
予算を集めるところから、スタッフさんを集めるところから、製作・運営・マーケティングを、
自分たちでやってるんですね。 （>>242続き）
去年のクリスマスに六本木ヒルズで、大きめの個展を行いましたが、
あれも自分たちで予算を出して、捻出して、スタッフを集めて、場所をおさえて、
で「吉本興業と一緒にできる部分は」、吉本興業と一緒にやっていたっていう感じですね。
エッフェル塔の個展とかも自分たちで旗を振って、吉本興業にサポートしてもらったっていう感じです。
で、これらの仕事って、実現させるまでに普通に3〜4年かかったりするんですね。
ですが、吉本興業のなんとなくの決まりとして、マネージャーがね、1年おきとか、
早けりゃ半年おきとかに入れ替わったりするんですね。
そのルールで回ってる会社を選んだのは僕の方ですから、
まぁそこに関してとやかく言うつもりは毛頭ないんですけども、
仕事が大きくなればなるほど、自分の活動内容と、吉本のマネージメントの仕組みが、
マッチしなくなってきてはいたんです。
それこそですね、映画公開前のタイミングで、新しくマネージャーが入ってきたりするんですけども(笑)、
まぁそのマネージャーからすると、「別の誰かが作った作品」なんで。
前のマネージャー、もしくは前の前のマネージャーが作った作品なんで、
どうしても作品への思い入れっていうのは弱くなっちゃうんですね。
まぁその他にもいろいろと問題が生まれてしまうんですけれども、それって、
新しく入ってきたマネージャーの責任っていうよりも、まぁシステムエラーだと思うんですね。
「もっと熱を持てよ」って思ってしまう気持ちはゼロじゃないですよ。
「もっと頑張ってくれよ！」って僕思いますよ。思いますけども、とはいえ、仕方ない部分もある。
……みたいな感じで、仕事のスパンが長くなってしまったせいで、吉本興業のマネージメントのシステムが、
うまく合わなくなってきていて、で、それについては、もうずいぶん、何年も前から話し合って、
調整を繰り返してきたんですね。それこそ吉本興業と話し合って、合意の元ですね、
吉本興業の外部でマネージャーさんを雇ったりもしていました。
していましたっていうか、いま現在もしています。こらぁもうサポートっていう感じですね。
で、まぁ外部で雇ってしまえばですね、一年おきにマネージャーが変わるなんてこともないので、
そういう事してたんですね。
あと、ここがゴッソリ抜け落ちちゃってるんですけども(笑)。
大前提としてですよ。大前提として吉本興業って、お笑い芸人をサポートする会社なんで。
お笑い芸人以外の活動が増えてきたら、当然ですけども、別のサポート体制が必要になってくるんですね。
でー、もっともっといい形はないかなって事を話し合って、
西野個人のマネージメントに関しては西野の会社で行うっていう、今回の結論に至りました。
なので、吉本興業との衝突があったわけでもなんでもなくて、むしろその「逆」で、
吉本興業にメッチャクチャ理解してもらったっていう形です。 （>>243続き）
そして、それはここからの話し合いなんですけども、そういう形での退社ですので、
「退社した以上、もう金輪際吉本興業とは仕事をしない」っていうことはなくて、
例えば、吉本興業が制作に入っている『映画えんとつ町のプペル』はですね、
明日もあさっても上映されるわけで、明日もさっそくですね、
『映画えんとつ町のプペル』のオーディオコメンタリーの第二弾の収録が入っていたりします。
映画とか書籍とかのその他のコンテンツの扱いに関しては、
「一緒にやったほうがお互いにとってプラスになるのであれば一緒にやる」、
っていう形になると思います。
もっともね、実力の世界ですから、吉本興業が「いやいや、おまえとは組みたくない」って言ったら、
その時はね、僕のとこの会社で全て受けますが、そうではない限り、
ご一緒できるところはご一緒したいなーと思っております。
あくまで今回の発表は、「西野亮廣個人のマネージメントは西野の会社で行います」っていうだけの話ですね。
なので一部の方が気になっていると思われる、キングコングのことや、
相方の梶原雄太くんのことはこれまで通り、まさか解散なんてしませんし、
梶原くんは引き続き吉本興業所属の芸人です。
さっそくね、昨日、よりによって退社を決めた日にですね、キングコングの公式YouTubeチャンネル
『毎週キングコング』収録があって(笑)、そこもいつも通り、吉本興業の社員に見守られながら、
収録が行われました。
で、劇場の漫才出番に関しては、まぁ今はコロナでそもそも無いんですけども、
今後の話し合いで、一番いい形を探っていきたいと思います。
「事務所退社」って言葉が強すぎてね、あれやこれやと憶測を呼んでしまっていますが、
いま話したことが本当に全てです。
まぁくれぐれも関係が悪くなったりはしていないし、活動を理解してくれた吉本興業にはほんとに感謝していますし、
まぁ何か別の形でね、外側から恩返ししていけたらいいなぁと思っております。
で、こういう時ってだいたいね、口だけで終わることが多いと思うんですけども(笑)、
僕そういうの苦手なんで、マジで具体的に恩返しをします。
今日のサロン記事で、今考えてる恩返しプランを書こうと思います。
まぁそんなわけで引き続きですね、吉本興業やキングコングや、西野亮廣をよろしくお願いいたします。
お騒がせして、すいませんでした。
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