>>605続き)

テンポで押しきる漫才は、(今では考えられないですが)
当時は同業者やお笑いファンから大きな批判を浴びましたが、
漫才コンクールで決勝に上がると、『ボケ数で勝負するキングコング』と
『センスで勝負するキングゴング以外の9組』という並びになるので、
単純計算、キングコングが優勝する確率は50%。
#審査員の心理はキングコングかキングコング以外か

この戦略がハマり、キングコングは一年目で関西の漫才賞を総ナメします。
これが僕の芸能生活の最初の「ハック」です。

テレビの世界に入ってからは聞き役(リアクター)に徹しました。
「あいつ芸人のクセに全然ボケねぇな」と随分と批判をされましたが、
1〜2年目で番組のMCができる芸人(皆の【フリ】になる芸人)が
一人もいなかったので、「若手芸人に番組を持たせよう」という話に
なった時に、キングコングの名前が結構な頻度で挙がったそうです。

ここも上手くハマり、デビュー直後から、多くの冠番組をいただきました。
これが僕の二つ目の「ハック」。

その後もアレやコレやと手を打ち、勿論、ハズレることも
多々ありましたが、『絵本』にしても、『ビジネス書』にしても、
『クラウドファンディング』にしても、『オンラインサロン』にしても、
それなりにハックしてきました。
たぶん、キチンと策を練って、城を落とすのが得意なのだと思います。
#どう考えたって得意だろ

そんな僕でも(何様)、上手くハックできないものがあります。
『土地』です。(※続きは有料)