>>463続き)

でも、そんなわけないんです。
打ち方を知ったところで、打つ筋肉が付いていないと、打てない。
僕は今、この国を牽引している各業界のトップランナーさん達と仲良くさせてもらっていますが、
彼らは総じて、何の面白味もない努力を誰よりも繰り返しています。

そんな姿を近くで見ているし、僕自身、「誰よりも努力しています」と胸を張って言える状態にしているので、
「一発逆転のアイデア」に期待している人に対しては、「逃げるな」と思っちゃう。

僕は、この3日間ほど、映画「えんとつ町のプペル」の台本と暑中見舞いハガキに
サイン入れをしていました。
いずれも、映画のペアチケットが付いているもので、いってしまえば、
一人でも多くの方に映画館に足を運んでもらう為の「販促活動」です。

仕事の合間をぬって、3日で3500冊にサインを入れたのですが、
今日はこういう趣旨だから、この部分を切り取って話していますが、
ここは通常、メディアでは報じられない部分です。

サイン入れをしているところを撮影しても、1時間経とうが、2時間経とうが、3時間経とうが、
絵面が全く変わらないので、面白くも何ともない。
でも、3500冊に、それぞれペアチケットが付いているので、
これだけで7000人の方に映画「えんとつ町のプペル」が届くわけじゃないですか?

目標の観客動員数が100万人とか1000万人とかだと、たかが「7000人」かもしれませんが、
されど「7000人」で、この「7000人」から口コミが始まるわけで、そう考えると大きな大きな力です。

努力にアイデアを掛け合わせるか、努力から逃げた「ゼロの状態」にアイデアを掛け合わせるかでは、
結果は大きく違ってきて、そのことを今一度、思い知っていただきたくて、
今回は努力をひけらかしてみました。