>>95続き)

それ、どれぐらい見当ハズレなことを言っているかというと、
「年に一回ぐらいは、100メートルを9秒台で走れるかも」みたいなコトを言っちゃってます。
「一年間、パワーをためたら、一回ぐらいはイケる」という話じゃないじゃないですか?

サロンに投稿している記事というのは、世界の学者さんがどこかで発表した論文や、
ヒットしているビジネス書から引用したものではなくて、僕自身が、
まだ世界の誰もやったことがない挑戦をして、その挑戦を始めるまでの仮説や、
挑戦したことによって割り出された答えなどを、綴っているので、
「たくさん読書していたら書ける」とか「文章力があれば書ける」といった類のものじゃないんです。

このラジオをお聴きの数万人の方が束になっても、僕のサロンの一記事も書けないです。

それを毎日書いています。
これがプロです。

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自覚症状が無い能力
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冒頭から、かなり鼻につく話をさせていただきました。
どうか、無礼をお許しください。

本題は、ここからです。

「数万人が束になっても、西野が書く一記事すら書けない」って、想像がつかないですよね?

だけど、数万人とウサインボルトが「よ〜い、ドン!」で競争したら、
ウサインボルトが優勝することは想像できる。
もしくは、数万人が協力して、スポーツ化学の知恵を出し合って、名トレーナーをつけて、
一人の代表選手を選出して、その人と、ウサインボルトが「「よ〜い、ドン!」で走ったら……
それでも、やっぱりウサインボルトが勝つことは容易に想像できる。

なぜか?
スポーツの場合は、能力が数値化されているからです。

だから、皆も、諦めがつくんですね。
スポーツで圧倒的な数字を出すためには日々の筋トレが必要なことを全員が認識している。