>>927続き)

■ だったら、簡単に解決できるのでは…?

郵便ポストの上にゴミ山ができるのは、「道端に空き缶は捨てられないけど、郵便ポストの上にゴミを置くぐらいなら…」
という僅かな罪悪感の表れで、当然、そこにゴミ箱があればゴミはゴミ箱に捨てられています。
要するに、“ゴミを捨てようと思った時にゴミ箱がない”ことが問題で、単純な話、数メートルおきにゴミ箱があれば、町は汚れません。

そのことを伝えると、「ところが…」という言葉が返ってきました。
なんと、ゴミ箱の設置を姫路市に打診したらしいのですが、受け入れてもらえなかったそうなんです。

どひゃー!

ただ、こんなことで白旗を上げる西野ではありません。
ここで、ゴミ箱の設置を姫路市が受け入れなかった理由を考えてみます。

@ゴミ箱を設置する予算の問題
Aゴミ箱を設置する場所の問題

予算を捻出するのも、場所の許可をとるのも、なんだか大変そうです。
「翌朝に、まとめて掃除をするから、それで勘弁して」となる理由も分からなくもありません。

そして、よくよく考えてみたら、祭り当日にゴミ拾いをしている彼も「ボランティア」でやっていて、
その活動にお給料が発生していません。
一日だけなら、それでも構わないかもしれませんが、祭りのゴミ問題は一生続きます。

「じゃあ、一生ボランティアを続けるのか?」という話になってくるわけですが、さすがにそれは厳しいです。
ボランティアは、どこかで必ずバテてしまうので、僕はこういった活動ほど「ビジネス」にして
“持続可能な活動”にした方がいいと考えています。

つまり、ゴミを拾っている彼の活動を支えるにしても「予算の問題」が絡んでくるわけですね。
くわえて、ゴミ箱を設置する場所の許可取りも大変。(※ゴミ箱を設置すると、ゴミ箱の周辺がゴミで溢れる)

ここで西野がイイコトを思いつきます。

■ キミが『ゴミ箱』になって、町を練り歩いて、スポンサー枠を販売すればいい!

大きなゴミ箱を背負って、町を練り歩けば、場所の許可は必要ありません。
町の皆はポコスコポコスコとゴミを入れてくれるでしょう。

加えて、お祭りは、たくさんの人です。
「こういった活動を支援している」となると企業イメージが上がるので、ゴミ箱に看板をつけて、
一枠「3万円」とかでスポンサー枠を販売すれば、その日、一日の人件費ぐらい余裕で回収できます。

なにより、まず僕が支援します(笑)

このことを伝えると、「おお!いいっすね! どんな格好でゴミ箱を背負ったらいいですかね?」と訊かれたので、
「そんなもん、ゴミ人間『プペル』に決まってんじゃん!プペルにする最大のメリットは、
プペルにしたらキングコング西野が絶対にブログでシェアするww」とお返事しておきました。

全国各地に祭りがあって、どこもゴミ問題で頭を抱えているので、これは事業として展開できるんじゃないかなぁと思いました。
僕だったら今日にでも「株式会社プペル」を立ち上げて、ソッコーで決めにかかります。

今日は新しく始まりそうなビジネスのお話でした。
サロンメンバーの挑戦を後押しします。

現場からは以上でーす。