>>714続き)

残念なことに多くの人は短期的な結果しか見ない。
たとえば、「3か月後にプチヒット作品を生んで」という問題が出されたら、
ハッタリでも何でもなくて、僕は答えを出すことができる。

でも、それをやって何になるんだ?
そこに費やした3ヶ月の成果は、5年後に残っているのか?
皆の記憶にカウントされていないだろう?

だったら僕は未来永劫記憶に残り続ける作品を生むために5年間土の中に潜る。
「アイツ、最近、見ねぇよな」
「事務所から干されたんじゃね?」
「テレビから干されたんじゃね?」
何を言われようとも。

関係無いんだよ。その瞬間の反応なんて。
誰よりもエンターテイメントのことを考えているし、行動しているし、
誰よりもエンターテイメントに魂を売っている。そんな僕にしか見えない未来を迎えに行く道中で、
エンターテイメントの「エ」の字も知らない連中の横槍が効くわけがない。

思うような結果が出ずに、今まさに、もがいているキミに言いたいことがある。

気にするな。
大きくなりたいのであれば、短期的な結果を求めるな。
流行りに踊らされるな。
まわりに耳を傾けるな。
自分の心に耳を傾けろ。
キミは何がやりたいんだ?
今、頭の中に出てきたろ?
今年一年はそれをやれ。ただただ、やれ!

もしかすると、「でも、やりたいことが見つからない」と思っているかもしれな。
ようし、わかった。
そっちの方向でも一つアドバイスをさせてもらうと…
『モチベーションをあげてくれるのは、多くの場合は“結果”』ということを覚えておくといい。
最初からモチベーションが高いヤツなんて、ほとんどいない。
なんとなく始めて、人から誉められて、求められて、その時、ようやくモチベーションが発生する。
それがキミの「やりたいこと」になる。
つまり、なんとなく始めてみないと、やりたいことなんて見つからない。
これが真理だ。