すべらない話に出た時のイキり方ったらなかった。

●2007/03/31
すべらない話の放送後に思うこと

仕事場に行くといろんな人に「観たよ〜」と言われ、
あらためてこの番組の注目度の高さを知る。
練りに練られた企画というのも面白いが、演者に投げっぱなしの企画は
誰が長けているかわかりやすくて面白い。皆もそのように思うから観るのだろう。

「逃げるが勝ち」という言葉があるくらい、この世界にいると
逃げて勝てるケースというのが少なくないように思う。
それこそ自分の城があればあるほど。
しかしまぁ僕自身、そうやって生き残っている人にあまり魅力を感じない。

というのも「逃げる」という勝負の仕方もあって、
それはそれでカッコイイとは思う。
その戦い方に否定的になっているわけではなくて、
「じゃあ、結局お前はどんなもんやねん」となった時に
「こんなもんですよ」と腕を見せて欲しかったりするのだ。
これは西野亮廣という一視聴者としての意見。

この先僕はたくさん逃げることがあると思う。
理由は差別化を図りたかったり、皆の逆をいく姿勢を面白がってだったり・・
そんなくだらない計算。恐いからというのはあまりない、
勝負に出た結果なんてもうどっちだっていいし・・。
しかしまぁ、逃げっぱなしという事はしない。
そういう選択肢をとった先輩に対して、
「出てこいドアホ」という自分もいるし・・

このまま続けていると、優秀な作家に囲まれ優秀なディレクターに
囲まれる機会もどんどん増えていくわけで、丁寧に練られたものを
用意され編集で面白くしてもらう機会も増える。
これだと、業務内容は役者だ。芸人と名乗っちゃいけない。
僕は芸人です。
ネタばかり作って、地下の劇場で汗を流しながらTVに憧れた芸人。
なので、TVにでようがスタッフさんに固められようが、
たまには昔みたく裸で喧嘩せなアカンのです。