>>211続き)

『同じ説明を千回でも、万回でも繰り返す』
2018.7.9 【投稿者】西野亮廣

レターポットをリリースした時に、最初に起こった批判は……

「換金できなかったら意味がないじゃないか!」

でした。

もともと自分も“換金できるベース”で設計をスタートしていたので、
その気持ちも分からなくもないのですが、シミュレーションを繰り返せば繰り返すほど
「換金」にはデメリットしかなかったので、リリース直前で換金装置を外しました。

https://www.youtube.com/watch?v=7rYegZUs84k

あらためて、「『文字』を売ります。買いたい人は買ってね」とアナウンスを出しても、

「換金できなかったら意味がないじゃないかー!」

と批判する人がしばらく消えなかったと記憶しています。

「ちなみに、普段、魚屋で買った魚や、花屋で買った花を換金してるんですか?」

と説明しても、

「換金できなかったら意味がない!サイテーだー!おかしいっ!!」
 
とギャースカギャースカ。

そう思うのなら、買わなかったらいいだけの話なのですが、
ギャースカギャースカが止まりません。

その次に起こった批判は……

「レターの売上が西野(の会社)に入ってる!最低だっ!!」

でした。。

これは、もう異次元レベルの批判で、何がどうなれば、
そんな結論になるのかがまったく理解できませんでした。

「頑張って作った商品の売上って、作り手が受け取っちゃダメなんだっけ?」

これも、どれだけ説明しても響きませんでした。

「頭が悪い」というよりも敵意帰属バイアスがかかっている感じで、
「西野は悪いことをしているに違いない!」という結論から逆算して
身体が反応しているのだと思います。