>>627続き)

(女性・29歳・高校教員の相談「仕事とプライベートの切り替えが上手くできない。
 帰宅後や休日でも仕事のことを考えてしまう」)
西野:え? その…好きなことを考えてて疲れるんですか?
   家帰って、たとえば僕エンタメ好きなんですけど、エンタメのこと考えない時間
   1秒もないですね。飲んでる時もその話するし、家帰っても話するんですけど。
   なんだろ、好きなことを考えてて疲れるっていうのがちょっとよくわからないですけど。
浜崎:先生という仕事が好きで、生徒のこと考えて、「次はあの行事があるな」とか
   「もうすぐテストやってくるな」とか…
西野:でもそれが好きなんですよね?
浜崎:好きです。
西野:で、それを家帰ってもそのことを考えてるって、そんな素晴らしいこと
   ないじゃないですか。それがヤなんですか?
浜崎:あー、多分、両立ができてないんじゃないですか?
   考えすぎちゃって、「あ、全然掃除できてなかった」とか
   「うわ、家のことおろそかにしてた」っていう、そのバランスが
   良くなりたいっていう願望があるんじゃないですかね。
西野:はぁーーーーー……はっはっはっは…
   え? その、ヤなことだったらわかるんですけど、つまり仕事がストレスで
   ストレスの対価でお金をもらっていて、それは家帰っても考えたくねぇってのは
   わかるんですけど、好きなことやっていて、それでお金もらっていて、
   別に好きなことを考えながら掃除もできるし、切り替える理由がよくわかんない。
浜崎:私の母と兄が学校の先生だったりするんですけど、たとえば受験前、
   「あの子、志望校に合格できるかな」っていろいろ考えていくうちに
   一緒に不安になったりとか…
西野:うん。いいじゃないですか。生徒のためを考えてるんだから。
浜崎:あー…その…たとえば、あー…たとえば家庭に誰かいて、
   ショボーンってしてるのを見せちゃうのも心配させるかなとか。
西野:え、それを見守ってくれるのが家族なんじゃないですか?
   家族の理解がないからかな? なんだろ?
浜崎:……多分、そこが上手にできたらいいなって思ってるんじゃないですかね。
西野:あーー……はっはっはっはっはっは(棒)
浜崎:「バランス」っていうワードが出てるので。
西野:わかんない、その…人が決めたことだから、要は仕事場で仕事のこと考えて、
   家帰って来たら切り替えるのが常識ってのは人が決めたことだから。先人が。