https://www.facebook.com/AkihiroNishino.official/posts/876439955893701
今(37歳)の自分よりも、25歳の頃の自分を信用している部分がいくつかあります。
『ストーリー作り』に関しては、あきらかに25歳の自分の方を信じています。

https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12382375367.html
キンコン西野「一生を賭けて作る物語」
2018-06-09 06:55:47

自分が純粋に「お客」として、表現者の方と向き合った時に、
「初期の作品の方が好きかも…」という経験が少なくない(※立川志の輔師匠の落語は毎回新作が好き!)。

僕は、25歳の頃から絵本を作り始めたんだけど、自分の性格上、
なんだか歳を重ねるごとに技術の向上と同時に(あるラインから)説教臭くなる予感がしたので、
25歳の時に、一生分の物語を先に書いた。
つまり、「初期(25歳の頃)の作品を一生かけて形にしていく」という状態。

これまで、『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』という4作を発表して、
現在は『ほんやのポンチョ』『チックタック ~約束の時計台~』という2作を同時進行で制作している。
これらの作品は全てストーリーが繋がっていて、これから30年後(早ければ20年後)に全て回収する。
(※正確な時間が読めないのは、途中途中で、ストーリーを膨らませてしまうことがあるから)

「一生分の物語はもう書き終わってるよ」「僕の絵本のストーリーは全部繋がってるよ」と言うと、
だいたい決まって「嘘でしょ?」と返ってくるので、昨夜、自宅アトリエから、
全てのストーリーをオンラインサロンで(生配信で)説明してみた。

僕のアトリエの壁(一面)はホワイトボードになっているんだけれど、そのホワイトボードを全面使って、鬼説明。
「コイツが、この時に、この道を通ったから、ココとソコが繋がって…んでもって、そこが繋がったことによって…」という調子。
これらの物語は、これまで自分の頭の中にコッソリと収納していたことで、人前で話すこともなかったんだけれど、
あまりにも「さすがに、それは嘘でしょ」と言われるので、サロンメンバーに全部喋ってみた。

真夜中の配信で、見逃した人もたくさんいたと思うので、1〜2日は削除せずに動画を残しておく。

若い時に「持っているモノ」と「持っていないモノ」、
そして歳を重ねた時に「手に入れられるモノ」と「失ってしまうモノ」を整理した時に、
僕個人は、「“骨組み”は若いうちに作っておいて、
“肉付け”は年齢と技術を重ねながらやっていく」というやり方が
合っているような気がして、せっせと働いております。

あと、20〜30年ほどお付き合いいただけると嬉しいです。

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&成功&失敗&謝罪を繰り返しています。