>>627続き)
滝沢:たとえば、たむけんさんに5000円分贈ったとするでしょ、
   たむけんさんが5000円を使えるとなれば贈る価値あるなと思うんだけど、
   聞いただけだったら、まぁべつにLINEとかメールでいいやって…
西野:あ、違います!! えーと違います、違います! えーと、
滝沢:あ、違う?
西野:え、違います。えーと、あのー…お金をお金たらしめてる要素ってえーと、
   ま、三つ…お、お金のき、機能、基本的に三つって言われてるんですけど、
   えー、それは、えーとー…価値の保存。つまり腐らないってことですね。
   ずっと保存しておけるっていう。
   で、えーと…二つ目は、えーとー…価値の尺度であるってことですね。
   つまり100円のリンゴと1000円のメロン、どっちの方が価値がありますか、
   リンゴ10個分がメロン1個分っていう。つまり物差しとしての機能がある。
   三つ目は交換の手段ですね。つまり1000円払ったらこれを交換するっていう。
   で、この三つの機能、そもそも…えーとつまり、この三つの機能さえあれば、
   なんでもお金になるなと思ったんです。物はなんでもよくて。
   昔だったら貝殻がそれだったし、えーと…金(きん)がそれだったし。